引越し日指定なしや午後便・フリー便で引越し料金を安くする
引越し業者が用意しているトラックに空きがあれば、引越し料金が値引きされる可能性が高いです。
トラックの空き状況は、予約によって変わるのでその都度変動し、値引き率も変わります。
トラックの空き状況に合わせてタイミングよく引越しできれば安くなりますが、依頼者がタイミングを見計らって予約を入れることはできません。
そこで、引越しの日時を業者側に任せることを考えます。引越し日時を引越し業者のタイミングに合わせることで、引越し料金が大幅に安くなる可能性があります。
引越し日時を業者側に任せて安くすると聞いても、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
引越し日時指定なしの引越しができる方は限られますが、引越し日時に融通が利く方はお得に引越しできるチャンスです。
引越し日を業者側に任せると安くなる
引越しが決まったら、引越し日を考えますよね。
引越し日に融通が利く方は、引越し日を引越し業者に任せることで引越しが安くなる可能性があります。
- 第一希望の引越し希望日を決める
- 引越し希望日の前後数日に余裕を持たせる
- 引越し月だけ確定している場合は相談して決める
引越し日を引越し業者に任せるポイントは、引越し希望日をいくつか用意しておくことです。
まずは、第一希望の引越し希望日を決めて、引越し希望日の前後数日に余裕を持たせます。その中で安くなる日を聞いて、引越し日を決めると安く引越しできます。
引越し月だけ確定している場合は、業者側と相談して引越し日を検討しましょう。土日や月下旬よりも、平日や月上旬、中旬のほうが安く引越しできる可能性が高いです。
午後便やフリー便で引越しが安くなる
引越し日を業者側に任せること以外にも、引越しスタート時間を業者側に任せることで引越し料金が安くなります。
引越し時間を業者側に任せるプランは、午後便やフリー便といった名称が使われます。
トラック1台で請け負う引越し件数は、午前に1件、午後に1~2件が一般的です。
引越し業者に引越しスタート時間を任せると、大抵は午後や夕方の引越しになります。稀に、朝の8時に引越しが開始されることもありますが、午前の引越しが終わった後の引越しになることがほとんどだと思います。
トラック1台で稼働する1日の時間帯の中では、午前中に引越しする人が多いので、午前の引越しより午後以降の引越しのほうが割安になります。
午後便とフリー便の違い
午後便とフリー便は、名称が違うだけだと思っていましたが、少し違いがあるようです。
午後便は、午前に引越しした人の後に行うもので、2件目以降の引越しプランになります。
対してフリー便は、業者側のタイミングで引越し時間が決まります。朝8時からの引越しスタートになることもありますし、夜近くから引越しスタートになることもあります。もちろん、午前便が終わった後のできるだけ早い時間からの引越しスタートになることもあります。
午後便もフリー便も、どちらも午前の引越しが終わった後に行われることが多いので、ほぼ同じプランだと認識している方がほとんどです。
午後便やフリー便が適している人
- 引越しスタート時間が遅くなっても大丈夫な人
- 荷物量が少ない人
- 引越し先までの距離が近い人
- 退去立ち会い日と引越し日が同日でない人
午後便やフリー便は、引越し開始時間が遅くなることが多いですので、引越しスタート時間が遅くなっても大丈夫な人が適しています。
運び出す荷物が少なければ、多少遅い時間に引越しがスタートしたとしても支障ないことが多いので、荷物量が少ない人も、午後便やフリー便に適しています。
引越し先までの距離が遠い人は、午後便やフリー便の利用自体ができない可能性があります。長距離引越しを安くしたい場合は、長距離引越しが安くなる引越しプランの記事を参考にしてみて下さい。
また、退去立ち会い日と引越し日が同日でない人というのもポイントです。反対に、退去立ち会い日と引越し日が同日の場合は、立ち会いまでに荷物を運び出していなくてはいけませんので、午後便やフリー便は適しません。
午後便やフリー便を利用する注意点
- 引越しスタート時間が当日まで分からないことがある
- 引越しスタート時間が予定より遅くなることがある
- 荷物量が多いと引越し完了時間がかなり遅くなる
- 電気工事やガス開栓の立ち会い時間を考慮する
午後便やフリー便などのプランは、引越し当日まで何時に来るのか分からないのが注意点です。
時間指定しない分、料金が安くなるプランですので、当日まで何時に来るのか分からないのはデメリットですね。
引越しスタートが遅くなれば、引越しが終わる時間も遅くなるので注意しましょう。
また、午後便やフリー便を利用する際に、引越し先で必要な電気工事や、ガス開栓の立ち会いの時間には気をつけましょう。
予定より遅れて引越しがスタートする場合は、立ち会い時間に間に合わないこともありますので、家族のどなたかが引越し先で待機できる状態にしておくとよいと思います。
午後便やフリー便が利用できない時
- 3月中旬~4月中旬の繁忙期
- トラックの予約が埋まっている時
午後便やフリー便は、3月、4月の繁忙期に利用できない可能性が高いです。繁忙期は、どこの業者も午後まで予約が埋まることが予想されますので、様々な割引プランが適用されないことが多いです。
3月、4月の繁忙期以外でも、トラックの予約状況や作業内容によっては、午後便やフリー便が利用できないこともあります。
午後便やフリー便の利用には、向き不向きがありますので、引越し業者と相談して適したプランを考えましょう。
フリー便を利用した体験談
私自身、フリー便で引越しした経験があります。引越しと言っても、洗濯機1台を引越ししただけなので、家具の移動と言ったほうが正しいかもしれませんが、アリさんマークの引越社に依頼しました。
引越し業者の一括見積りで相見積もりをして、午前便だと2万円と言われたものが、時間指定なしでは1万2千円ということでしたので、迷わず時間指定なしの引越しでお願いしました。
この時のフリー便は、約20時からの引越し作業開始でした。
洗濯機1台だけの移動でしたので、遅い時間からの引越しスタートでも支障ありませんでしたが、住み替えの引越しで小さなお子さんがいる場合や、次の日の朝が早い場合などは、遅い時間の引越しスタートは考えものだと思います。
引越し内容によって、適したプランを業者側から提案してくれるとは思いますが、午後便やフリー便のメリット・デメリットを覚えておくとよいでしょう。
午後便やフリー便は、利用できる人が限られるとは思いますが、お得に引越しできるプランです。
時間に融通が利きやすい一人暮らしの方や、引越し先までの距離が近くていつ引越ししても大丈夫な方は、午後便やフリー便を検討してみてもよいと思います。