引越しでトラックやミニバンをレンタカーで借りる時の費用

引越しを考えた時に、引越し業者にお願いするか、レンタカーを借りて自分で引越しするか迷う方もいると思います。

自分で運べないものは、引越し業者にお願いするしかありませんが、大きな家具や家電がない場合は、レンタカーを借りて自分で引越しする方も多いです。

また、大きな家具や家電だけ引越し業者に運搬をお願いして、その他の荷物をレンタカーで引越しする方法もあります。

レンタカー会社は、トヨタレンタリースやニッポンレンタカーなどの大手会社や、ニコニコレンタカーなどの格安レンタカー会社、地方などに行くと小規模業者が数多くあります。

レンタカー会社は色々とありますが、同じような車種や利用時間でも料金が違ったリ、付帯サービス内容も異なります。

補償範囲や保険内容を確認してからレンタカーを借りましょう。

レンタカーの利用・返却方法

レンタカー利用方法

  • レンタカー会社へ電話やインターネットで予約する
  • 直接店舗へ行き空車をレンタルする

レンタカー返却方法

  • 出発営業所に返却する
  • 出発営業所以外の同店舗に返却する

レンタカーを利用する際は、電話やネットで予約するか、直接店舗へ赴いて空車をレンタルする方法があります。特に引越しシーズン時期は、希望車種の予約が取りにくいこともありますので、早めに予約をしておくとよいでしょう。

一般的にレンタカーの返却は、大手レンタカー会社の利用でしたら、出発営業所以外の同店舗に返却しても大丈夫です。引越し先に近い営業所に返却することができます。同一都道府県内の店舗でしたら、無料返却対応のところが多いです。

また、地域によっては、24時間出発・返却可能店舗もありますので、利用状況に合わせてレンタカー会社を考えてもよいでしょう。

レンタカーの料金設定・料金支払い方法

  • 利用予定時間または日数の単位で基本料金が決まる
  • 車種、グレードによって料金が異なる
  • 原則、クレジットカードで支払う
  • 現金払いの場合は、住民票など本人確認書類が必要になる
  • 営業所出発時に契約内容に応じた料金を支払う
  • 返却時に「超過料金」「ガソリン料金」等を支払う
  • 夏季などにはハイシーズン料金が加算される

レンタカーは、時間制または日数の単位で貸し出されます。車種によって料金が異なる他、グレードが上がる程、割高な料金設定になっています。

料金の支払い方法については、大手レンタカー会社の多くは、クレジットカード決済が原則です。クレジットカード所有によって、信用性や身元の判断ができるからです。

現金払い(デビットカード、電子マネー含む)も可能ではありますが、クレジットカードの提示が必要になることや、住民票や公共料金の領収書など、本人確認できる書類が必要になることが多いです。

レンタカー利用時には、借り逃げや損害発生時の追加請求ことを考えて、身元の判断をしっかり行うことが必須になります。

料金を支払うタイミングは、営業所出発時に支払うことが多いです。契約時間に応じた料金を支払い、返却時に超過料金(予定利用時間を過ぎた場合)や、ガソリン料金(または所定の燃料代)を支払います。

また、どこのレンタカー会社も、夏季やゴールデンウィーク時期には、ハイシーズン料金が加算されます。各社で、割増対象車種や割増時期は異なります。

大手レンタカー会社の基本料金

大手レンタカー会社で有名なのは、自動車ディーラー系のトヨタレンタリースや日産レンタカー、独立系レンタカー会社のニッポンレンタカーやオリックスレンタカーなどがあります。

引越しで主に利用される車種は、ライトバンやトラックです。レンタカー貸し出し用の軽トラックや小型トラックは、ほとんどはAT限定免許を取得していればレンタルできます。

引越し荷物がたくさん入るという意味では、バンタイプの車種やトラックが適していますが、運転に自信のない方は、軽自動車をレンタルして荷物を運んでも良いと思います。

例として、トヨタレンタリースとニッポンレンタカーの、主なバン・トラックの利用料金を以下に載せておきます。

トヨタレンタリースの料金例

 車種  6時間迄 12時間迄 24時間迄
ワンボックスバン(軽) 5,400円 5,400円 7,020円
ライトバン 7,020円 9,180円 10,800円
ハイエースバン 9,720円 12,420円 14,580円
軽トラック(幌なし) 5,400円 6,480円 8,640円
アルミバン2t車 10,800円 14,040円 17,280円

※税込料金です。
※各車種共に標準グレードでの料金例です。
※取扱クラスおよび車種は地域・店舗によって異なります。

ニッポンレンタカーの料金例

 車種  6時間迄 12時間迄 24時間迄
ワンボックスバン(軽) 6,048円 7,128円 8,208円
ライトバン 6,804円 9,396円 10,368円
軽トラック(幌なし) 6,048円 7,128円 8,208円
アルミバン2t車 12,420円 15,552円 19,116円

※税込料金です。
※スーパーレッドメンバー割引適用後の料金例です。
※取扱クラス・車種によっては割引対象外のこともあります。

格安レンタカー会社の基本料金

格安レンタカー会社は、主に自動車設備工場やガソリンスタントの兼業業者によって運営されています。

既存の店舗でレンタカー会社を運営してるので、店舗運営コストを削減でき、その分格安な料金で、レンタカーを貸し出している特徴があります。

大手レンタカー会社と比べると、取り扱い車種が限定されていることが多いです。保有台数も限られていますので、早めの予約が必要です。

格安レンタカー会社で代表的な、ニコニコレンタカーとワンズレンタカーの利用料金例を以下に載せておきます。

ニコニコレンタカーの料金例

 車種  6時間迄 12時間迄 24時間迄
軽トラック、ハイゼット等 3,800円 4,600円 5,700円
ライトバン、ハイエースバン等 6,200円 7,400円 9,400円

※税込料金です。
※各店舗によって取り扱いクラス・車種が異なります。

ワンズレンタカーの料金例

 車種 1時間 当日(営業時間内)
ワンボックスクラス 3,800円 4,600円
ライトバン、ハイエースバン等 6,200円 7,400円

※税込料金です。
※基本車両クラスの料金例です。

レンタカーおすすめ利用方法

  • 自分で運べる引越し荷物を運搬する際に利用する
  • 不用品処分時に利用する
  • 自家用車で荷物運搬したくない場合に利用する

引越しとなったら、色々なサポート面から見ても、まずは引越し業者から見積りを取ってから、レンタカーを借りて引越しするかどうか決めたほうがよいと思いますが、レンタカーは色々な用途に利用できます。

自分1人で運べる荷物の運搬にレンタカーが便利なのはもちろん、不用品処分時にもレンタカーは活用できます。

軽トラックをレンタルすればベッドなども運搬できますので、かさばる家財を処分したい場合には手軽に利用できるのではないでしょうか。

また、引越し荷物を自分で運びたいけれど、新車などの理由で、自家用車で引越し荷物を運びたくない場合にもレンタカーは活用できます。

大きな家財の運搬は引越し業者にお願いするけれど、小さな荷物の運び出しは自分でやって節約したい方もいるでしょう。

レンタカーは、数時間からのレンタルが可能ですので、用途に合わせて利用することで、引越し作業の幅を広げることができます。

以下にレンタカーを借りる注意点もまとめましたので、参考にしてみて下さい。

引越しでレンタカーを借りる注意点

  • トラックを駐車できる場所があるかどうか確認する
  • レンタカーに傷付けないように気をつける
  • 家具や家電に傷付けないように気をつける
  • 冷蔵庫は横に倒すと故障する可能性があるので注意する
  • 新居に傷付かないように気をつける

引越しでレンタカーを借りる注意点を、Twitterの口コミと合わせてまとめてみました。

引越し作業中に個人で使用する車両が道を塞ぐとなると、違反切符を切られる可能性があります。

レンタカーで安く引越しできても、違反切符を切られたら節約した意味がなくなってしまいます。道路だけでなく、集合住宅前にトラックを停める場合も、取り締まりがあるかどうかを管理人等に確認をして引越し作業しましょう。

また、レンタカー利用の際には、傷や水漏れなどにも気をつけなければなりません。

レンタカー利用時に、車両に傷をつけてしまったり、擦ってしまうことも少なくありません。

レンタカー会社は、車に保険をかけていますので、利用料金に一定条件の保険料が含まれていることが多いですが、レンタカー会社によって補償範囲や内容は異なります。

レンタカー会社の多くは、手厚い事故補償が受けられる、免責補償制度の加入を勧めていますが、免責補償制度に加入していたとしても、うっかり車に傷をつけてしまった等の自損事故は、車両保証対象外となることもあります。

保険や補償制度が適用されない過失事故の修理代金は、利用者の全額負担となることがありますので、万が一事故が起きた時の対応を確認し、保険や補償範囲の内容を事前に確認しておきましょう。

他にも自力引越しの注意点はいくつかありますが、家具や家電、新居などに傷がつかないように運び入れることが大切です。

引越し先が賃貸住宅の場合は、引越し時の傷の修理費は借主負担となるのが一般的です。修理費は、退去時に原状回復の修繕費用として請求されます。

引越し先が新築一戸建ての場合でも、壁紙に傷がつかないように気をつけなければいけません。家財の傷だけでなく、建物に傷がつかないように意識して作業することが必要です。

引越し業者にお願いする場合は、これら注意点については、プロの作業と補償内容等で安心できます。

荷物運搬の手間賃などの費用対効果を考えて、引越し業者をお願いするか、レンタカーを借りて自分で引越しするか考えるとよいでしょう。

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