引越し料金の相場を確認!できるだけ引越しが安くなる方法
引越し料金は、引っ越す時期や引越し先までの距離、運び出す荷物量などで決まります。
引越し内容が1人1人違うので、「引越し料金の相場はこのくらいになります」と一概には言えないのですが、ある程度の相場は調べることはできます。
引越し業者の方に、「この時期はどこもこれ以上値下げしてくれないと思いますよ。」などと即決を迫られたら要注意です。引越し業者を決める前に、だいたいの引越し料金の相場を確認しておきましょう。
引越し費用の内訳
これはサカイ引越センターの見積書の画像です。引越し業者によって見積書の内容が若干違いますが、引越し費用の内訳は、主にこれら①運賃②実費③オプション料金(付帯サービス料金)で構成されます。
①運賃
運賃は、荷物を運ぶための運送料金です。「ドライバーの人件費」や「ガソリン代などのトラックにかかる維持費」などで構成されています。
引越し先までの距離が遠い程、トラックの大きさが大きい程に運賃は高くなります。
②実費
実費は、引越し作業に直接関わる料金です。「引越し作業員の人件費」や「段ボールなどの梱包資材費」などで構成されています。
③オプション料金
付帯サービス料金とも言われ、エアコンの脱着や不用品の処分費用などで構成されています。
運賃の目安
運賃は、国土交通省が定めるガイドラインに沿って各運輸局が決めています。
<時間制・距離制運賃表の一例: 課税事業者用抜粋>※近畿運輸局のHPより引用
※休日割増や夜間・早朝割増などが適用される場合は、この基礎運賃に加算されます。
引越し先までの距離が100km以内の場合は、時間制運賃が適用されて、100kmを超える場合は、距離制の運賃が適用されます。
基礎運賃の上下10%の範囲は、引越し業者側で定めることができるので、各社で基準額が異なります。
あくまでも、この運賃表は運賃だけの料金になりますので、実際の引越し料金には、運賃の他に実費やオプションサービス料金が加わります。
引越し料金の相場について
引越し料金は、運び出す荷物量や引越し先までの距離などによって料金が決まりますが、引っ越す時期がベースとなって引越し料金が決まります。
引越し料金は、需要があればそれだけ高くなります。飛行機代やホテル代などのように、混み合う時期には引越し料金が高くなるということですね。
引越しは、一般的には3月~4月が混み合うと言われています。
3月~4月の引越し料金相場は、他の月と比べると平均して1.5~2倍は引越し料金が高くなると考えておいたほうが良いでしょう。場合によっては、2倍以上の差が出ることもあります。
引越しの見積り比較サイトで紹介している引越し料金相場を以下にまとめてみました。
引越し侍で紹介している引越し料金相場
※2017年1月調べ
繁忙期(3月~4月)の引越し
移動距離 | 引越し形態 | 料金目安(平均) |
---|---|---|
15km以内(市区町村内) | 1人暮らし | 57,000円 |
2人家族 | 75,000円 | |
3人家族 | 108,000円 | |
50km以内(都道府県内) | 1人暮らし | 63,000円 |
2人家族 | 80,000円 | |
3人家族 | 114,000円 | |
100km以内(同一地方内) | 1人暮らし | 78,000円 |
2人家族 | 96,000円 | |
3人家族 | 133,000円 | |
200km以内(近隣地方) | 1人暮らし | 113,000円 |
2人家族 | 134,000円 | |
3人家族 | 175,000円 | |
300km以内(遠距離地方) | 1人暮らし | 162,000円 |
2人家族 | 180,000円 | |
3人家族 | 225,000円 |
通常期の引越し
移動距離 | 引越し形態 | 料金目安(平均) |
---|---|---|
15km以内(市区町村内) | 1人暮らし | 29,000円 |
2人家族 | 38,000円 | |
3人家族 | 60,000円 | |
50km以内(都道府県内) | 1人暮らし | 32,000円 |
2人家族 | 41,000円 | |
3人家族 | 66,000円 | |
100km以内(同一地方内) | 1人暮らし | 39,000円 |
2人家族 | 50,000円 | |
3人家族 | 78,000円 | |
200km以内(近隣地方) | 1人暮らし | 59,000円 |
2人家族 | 78,000円 | |
3人家族 | 94,000円 | |
300km以内(遠距離地方) | 1人暮らし | 82,000円 |
2人家族 | 96,000円 | |
3人家族 | 117,000円 |
ここでまとめた料金目安は、実際の引越し料金を補償するものではありません。あくまでも目安を表わします。
料金目安の項目には、平均金額を載せていますので、最安値と最高値では大きな差があります。
例として、引越し料金目安の平均が3,8000円のところを見てみると、最安値が28,800円で、最高値が78,000円と差がありました。
SUUMOで紹介している引越し料金相場
※2017年1月調べ
繁忙期(2月~4月)の引越し
移動距離 | 引越し形態 | 料金目安(平均) |
---|---|---|
市区町村内(~15km未満) | 単身 : 荷物小 | 39,259円 |
単身 : 荷物大 | 52,975円 | |
2人家族 | 72,011円 | |
3人家族 | 90,301円 | |
都道府県内(~50km未満) | 単身 : 荷物小 | 47,620円 |
単身 : 荷物大 | 58,198円 | |
2人家族 | 82,184円 | |
3人家族 | 107,916円 | |
同一地方内(~200km未満) | 単身 : 荷物小 | 45,822円 |
単身 : 荷物大 | 71,510円 | |
2人家族 | 100,520円 | |
3人家族 | 131,692円 | |
近隣地方(~500km未満) | 単身 : 荷物小 | 53,211円 |
単身 : 荷物大 | 91,084円 | |
2人家族 | 137,571円 | |
3人家族 | 176,951円 | |
遠距離地方(500km以上) | 単身 : 荷物小 | 97,202円 |
単身 : 荷物大 | 111,650円 | |
2人家族 | 200,266円 | |
3人家族 | 265,826円 |
通常期(5月~1月)の引越し
移動距離 | 引越し形態 | 料金目安(平均) |
---|---|---|
市区町村内(~15km未満) | 単身 : 荷物小 | 34,376円 |
単身 : 荷物大 | 45,460円 | |
2人家族 | 60,266円 | |
3人家族 | 74,875円 | |
都道府県内(~50km未満) | 単身 : 荷物小 | 36,049円 |
単身 : 荷物大 | 45,379円 | |
2人家族 | 67,996円 | |
3人家族 | 83,365円 | |
同一地方内(~200km未満) | 単身 : 荷物小 | 42,068円 |
単身 : 荷物大 | 60,758円 | |
2人家族 | 81,902円 | |
3人家族 | 98,234円 | |
近隣地方(~500km未満) | 単身 : 荷物小 | 52,887円 |
単身 : 荷物大 | 77.052円 | |
2人家族 | 103,783円 | |
3人家族 | 136,497円 | |
遠距離地方(500km以上) | 単身 : 荷物小 | 61,483円 |
単身 : 荷物大 | 96,128円 | |
2人家族 | 151,881円 | |
3人家族 | 185,316円 |
引越し侍と同様に、ここでまとめた料金目安は、実際の引越し料金を補償するものではありません。あくまでも目安を表わします。
料金目安の項目には、平均金額を載せていますので、最安値と最高値では大きな差があります。
例として、引越し料金目安の平均が45,460円のところを見てみると、最安値が17,000円で、最高値が110,000円と差がありました。
最安値と最高値で倍以上の差があることが分かる
引越し侍とSUUMOで紹介している引越し料金相場を見てみると、最安値と最高値では倍以上の差があることが分かります。
最安値に近い料金で引越しできた方々は、引越しの作業開始時間や日程などを業者側の都合に合わせて安くしてもらった可能性が高いです。
口コミを見てみると、最初に提示された見積り額から3分の1程になったケースもありました。何が値下げ対象になったのかは分かりませんが、いくつかの引越し業者の見積りを取った上で最安値を見付けたのでしょう。
できるだけ引越しが安くなる方法
- 引越し業者が運ぶ荷物をできるだけ減らす
- 小物類の荷造りや荷解きは自分でする
- 3月中旬~4月頭までの引越しは避ける
- 土日祝日の引越しは避ける
- 夏休み、ゴールデンウィークの引越しは避ける
- 引越し日を業者側に決めてもらう
- 午後からの引越しにする
- 複数社を比較する
引越し業者が運ぶ荷物をできるだけ減らす
トラック1台を貸し切って引越しする場合は、トラックのサイズが大きい程に引越し料金が高くなりますので、できるだけ荷物量を減らせばトラック代が節約できる可能性があります。
不用品の処分を始め、長年使っていないものを処分したり、自分で運べる荷物は新居に運んでおくのも手です。
自分では運べない大型家具や家電は、梱包・設置までしてくれる引越し業者にお願いしましょう。
小物類の荷造りや荷解きは自分でする
引越し業者が用意している一番安い引越しプランは、小物類の荷造りや荷解きは依頼者自身でやるプランが多いです。
キッチン周りの梱包だけでも引越し作業員にお願いすれば、自分がやる引越し準備は大分楽にはなるとは思いますが、節約を考えるのなら、全ての小物類の梱包・荷解きは自分でやりましょう。
繁忙期の引越しは避ける
引越しは、需要があればあるほど料金は上がりますので、引越しが混み合う3月~4月はできるだけ避けることで料金を抑えることができます。土日や祝日、夏休みなどの大型連休も引越しが混み合いますので、引越し料金が高くなる可能性があります。
引越し業者によってトラックの空き状況が違うので、いくつかの業者に見積りをお願いして安く引越しできるところを探しましょう。
引越し日時を業者側に任せる
引越し時期をずらすことができない人は、引越し日を業者側に決めてもらったり、午後からの引越しにすることで安く引越しできます。
午後からの引越しは、午前の引越しが終わってからになりますので、引越し開始時間が読めないことがありますが、午前からの引越しよりかなり安く引越しできる可能性が高いです。
複数社を比較する
トラックの空き状況や作業内容が引越し業者によって違うので、1社で即決してしまうと依頼者が納得できない可能性があります。
自分の希望条件に合った引越し業者を探すには、一括見積サイトを利用するのも良いと思います。
一括見積サイトを利用すると、自分がお願いしたい引越し内容が複数社に伝わるので、その中で最適な引越し業者を見付けることができます。
ネット上に引越し内容を一度入力するだけで、短時間で希望に合った引越し業者を見付けてくれます。(引越し業者一括見積サイトの使い方)
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