近距離引越し~自力引越しと引越し業者を使っての比較~

同一市内の引越しなどで引越し先が近い場合は、できるだけ自分で(または家族や知人と)荷物を運び、引越し費用を安く済ませようと考える方も多いのではないでしょうか。

引越し先が近ければ、自分の車で少しずつ荷物を運べるメリットがありますが、引越し荷物を一度で運び出すには、ワンボックスカーや軽トラックなどの車が必要になります。

近距離の引越し費用をできるだけ抑える方法として、「自力で引越し作業を全てやる方法」と「大きな荷物の運搬だけ引越し業者にお願いする方法」に着目してまとめてみました。

近距離引越しをできるだけ安くする方法

  • 自分で(または家族や知人と)引越し作業を全てやる
  • 大きな家具・家財だけ業者に運んでもらう(フリー便を検討する)

引越し業者にお願いした場合に支払う費用は、引越し先がどんなに近くても荷物量が少なくても、最低賃金が決まっているので1万円以下になることは少ないです。

また、レンタカーを借りる場合も、基本料金や燃料代などの費用がかかります。

となると、引越し費用を1番かけない方法は、自分で引越しをすることになりますが、自分1人ではどうしようもないこともありますし、無理に慣れない引越し作業をして、「家財を壊した」「車を傷つけた」というトラブルがあっては本末転倒です。

自分に合った引越しスタイルを考えて、一番良い方法を見つけましょう。

自分で(または家族や知人と)引越し作業を全てやる

メリット

  • 引越し業者に支払う費用を節約できる
  • 好きな時間に引越し作業を始められる

デメリット

  • 家財が壊れた場合に補償されない
  • 引越し当日に雨が降った場合の対応に困る
  • 慣れない力仕事に身体を痛める可能性がある
  • 重い物を運ぶ際に洋服が傷むことがある

適している人

  • ダンボール数箱程度の荷物しかない人
  • 小さい家具・家電しかない人
  • 荷物に傷がついたとしても気にしない人

自分で(または家族や知人と)引越し作業ができれば、費用が抑えられて時間に追われる心配もなく気楽にできて良いのですが、万が一、物が壊れた場合は補償されないなどのデメリットもあります。

「少しくらい荷物に傷がついても大丈夫」と身構えられる方は、家族や知人と引越し作業をしても良いのかなと思いますが、何もないことが一番望ましいです。

パソコンや割れ物などの壊れやすい荷物は自分で運ぶなどして、トラブルなく引越しできる工夫をすると良いでしょう。

女性が重い荷物を運ぶ際には、ケガにはもちろん気をつける必要がありますが、服装にも気を遣わないと服を傷める危険があります。

スカートの裾に荷物を引っかけて破けてしまったり、セーターなどに突起部分が引っかかりボロボロになってしまうなど、思わぬアクシデントが起こる可能性があります。

「引越し作業は汚れても良い服装で行う」「エプロンなどで汚れを防ぐ」「動きやすいスニーカーで作業をする」などを心がけましょう。

自分で引越しする際に必要になるもの

自分で引越しする際に必要になる主なものは以下の通りです。

用意するもの 用意する方法
軽トラックやワンボックスカー(またはミニバン)
  • 家族や知人に借りる
  • レンタカー会社で借りる
ダンボール
  • スーパーなどでもらう
  • ホームセンターなどで購入する
新聞紙
  • 新聞をとっている人にもらう
ガムテープ・ビニール紐・マジックペン(黒・赤)
  • 100均などで購入する
軍手・はさみ・カッター
  • 100均などで購入する
荷物・車を保護する毛布
  • いらない毛布、汚れても良い毛布を探す
  • 家族や知人に借りる

自分たちで引越し作業をやる場合にまず必要になるのが、軽トラックやワンボックスカーなどの荷物が多く入るタイプの車です。

大きい車を自分が持っていない場合は、家族や知人に車を借りるかレンタカーを借りるかを考えます。

家族や知人に車が借りられればお礼程度の費用で収まりますが、レンタカーを借りる場合は、レンタカー料金がかかります。

荷造りで必須になるのはダンボールやガムテープなどの梱包資材ですが、ダンボールはスーパーなどの無料コーナーでもらえます。

割れ物などを包む梱包資材は新聞紙が代表的ですが、100均にも「ポリエチレンタイプの梱包シート」などが売っているので活用すると良いでしょう。

マジックペンは、黒と赤を用意して、割れ物や注意書きの表記を赤色のマジックで目立つように書くようにします。(割れ物シールなどでも代用できます。)

ベッドなどのかさ張る荷物に関しては、毛布などで保護することをおすすめします。レンタカーを借りるにしても家族や知人に車を借りるにしても、大きな家具や家財を運び入れる場合は、特に車を傷付けない工夫をすることは必要になります。

自力での引越しは雨の日にリスクがある

引越し日が雨の場合は、濡れる覚悟で引越し作業をすることになります。

軽トラックを所有している方は屋根なしのトラックのことがほとんどだと思うので、雨に見舞われると散々な目に遭います。

引越し業者に頼めば、極力雨に濡れないように作業をしてくれます。もちろん、屋根なしのトラックを手配される心配はありませんし、大型家具・家電の梱包もしっかりしてくれるので安心できます。

大きな家具・家財だけ業者に運んでもらう

メリット

  • プロに任せられるので安心できる
  • 電化製品の取り外し・取り付けまでお願いできる
  • 自分は手伝う必要がない
  • 万が一の場合に補償が受けられる

デメリット

  • 引越し業者に支払う費用がかかる

適している人

  • 電化製品の取り外し・取り付けをお願いしたい人
  • 自分1人で引越し作業をする人

小さい荷物は自分で運べるけれど、冷蔵庫や洗濯機などの大きな家財は1人で運び出せないことも多いと思います。

1人で運べない荷物は、家族や知人に協力してもらって運ぶことを考えても良いですが、電化製品の取り外しや取り付けに手間がかかります。

また、冷蔵庫は、横に倒すと故障する恐れがあるので、素人が下手に運ばないほうが良いこともあります。

業者に頼めば安心感があり、万が一の時にも業者の責任であれば補償が受けられます。

引越し業者にお願いすると費用が高くつく心配がありますが、大きな家具・家財だけを業者に運んでもらう場合は、引越し日や引越し開始時間を指定しないことで費用を抑えることができます。

引越し日や引越し開始時間の指定なしで格安になる

引越し日や引越し開始時間を依頼者が指定せずに業者に任せることで、引越しが格安になるプランがあります。

大きな家具・家電のみの引越しをお願いするだけでしたら、作業時間も然程かからないことが多いので、引越し日または引越し開始時間の指定なしの引越しを考えても良いと思います。

日時指定なしの引越しは、「引越し日だけ業者に任せるプラン」や、「引越し日は自分で指定したいけれど時間は指定しなくても良い(午後になっても良い)という方向けのプラン」など、各業者によって色々なプランがあります。

時間指定なしの引越し(フリー便)は、通常は午前中の引越しが終わってから空いた時間に引越しをすることになるので、遅いと夕方近くに引越し作業が始まる可能性があります。

部屋の明け渡し時に立ち会いがある場合は、フリー便にすると時間に融通が利かないので、退去日より前に業者に荷物を運んでもらうと安心です。

私の近距離引越し体験談

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私自身、同一市内の引越しで、洗濯機だけの引越しを引越し業者にお願いしたことがありました。

洗濯機だけだったら、ヤマトのらくらく家財宅急便か赤帽にお願いすれば安くなるかなと考えていましたが、複数の引越し業者に見積りをお願いしたところ、各社で料金はそこまで変わりませんでした。

洗濯機1台の引越しの見積額

人力引越社 12,800円
アリさんマークの引越社 12,000円
サカイ引越センター 15,000~20,000円
ヤマトホームコンビニエンス 11,500円(変動有り)
赤帽 12,000円くらい

引越し業者一括見積りサイトの引越し侍を利用して、各社の電話対応と料金とを比較検討した結果、アリさんマークの引越社に決めました。

アリさんにお願いした内容は、時間指定なしの引越しプランです。

時間指定あり(午前希望)だと見積額が2万円で、時間指定なしの見積額(1万2千円)と8千円も違ったので時間指定なしにしました。

夕方6時過ぎから引越し作業をすることになりましたが、洗濯機1台だけの引越しでしたし、引越し先も車で8分ほどの場所でしたので一時間ほどで終わりました。

時間指定なしの引越しは私自身初めてだったのですが、大型家具が1~2個で近距離の引越しなら、時間を指定しない夕方からの引越しでも、安くなるし満足できると感じました。

その際に、いくつかの業者の見積りを取ることは大切になります。

引越し料金には定価がないので、相場を判断するためには複数の業者を比較することが必須になります。

自分で良さそうな業者を見付けて見積りを取っても良いですし、時間がない方や効率良く希望に合った業者を選びたい方は、引越し業者の一括見積りサイトがおすすめです。

引越し業者の一括見積りサイトは、業界トップクラスの引越し紹介件数を誇る引越し侍がおすすめです。

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