引越しで忘れやすい荷物や準備とは?覚えて安心の確認事項
引越し前は何かと忙しいので、部屋の中に荷物を忘れたり、引越し業者から言われていた荷造り方法を見落としがちになります。
賃貸住宅を引っ越す場合では、荷物を残したまま退去すると、後日処分費用が請求されることもあります。
引越し荷物・準備の確認や、忘れやすいものについてまとめてみました。
引越し荷物・準備の確認
賃貸住宅を引っ越す場合は、自分で設置した家具・家電を残すことは原則できません。照明器具やエアコンなどを置いていきたいという方は、不動産屋や大家さんと話し合ってどうするのかを決めます。
備え付けの家具・家電を取り換えていた場合は、入居時に設置してあったように元の場所に戻すことが必要になります。
引越し荷物で忘れやすいもの
- 物干竿
- 照明器具
- ガスコンロ
- 突っ張り棒・棚板
- フック
- 釘
- 壁紙
- じゅうたん
- カーテン
- 自転車
- ウォシュレット
- ホウキ・ちり取り
引越し荷物で忘れやすいものの代表と言えば、家の中ではなく外に置いてある、物干竿や自転車があります。
また、照明器具やじゅうたん、カーテンと言った、部屋と同化しやすいものも忘れがちになる荷物の一つです。
最近ではDIYが流行っているので、部屋に突っ張り棒や棚板を使って壁面収納を作ったり、マスキングテープを張った上に両面テープを張って壁紙までリフォームする方も増えていると思います。リフォームした箇所を元通りにすることも忘れないようにしましょう。
引越し準備で忘れやすいこと
- ドラム式洗濯機のボルトを準備
- 洗濯機の排水ホースが立てかけられているか確認
- 冷蔵庫の電源を切って霜取りする
- 石油ストーブの中の灯油を抜いておく
- 引越し当日に業者が持ってくる荷造り用資材を確認
- パソコンのバックアップをしておく
- 図書館で借りていた本を返す
ドラム式洗濯機のボルトを準備
ドラム式洗濯機を運ぶ場合は、輸送用固定ボルトが必要になります。洗濯機を設置した際にボルトを取り外して保管してあるはずなので、忘れずに準備しておきましょう。
上の写真は、我が家のドラム式洗濯機のボルドですが、このようなものが保管してあるはずです。
ボルトと一緒に、ボルトを取り付けるスパナも一緒に保管してあると思うので、準備しておいて下さい。
下の写真がスパナです。
もし、輸送用固定ボルトや付属のスパナが見当たらない場合は、ドラム式洗濯機を購入した電気屋さんなどに問い合わせておきましょう。ドラム式洗濯機は、ボルトを取り付けないと故障する原因になるので、業者が運んでくれない場合もあります。
洗濯機の排水ホースが立てかけられているか確認
洗濯機の運搬を引越し業者にお願いする場合は、業者が排水ホースを立てかけてくれることが多いのでそこまで心配しなくても大丈夫ですが、運搬時に排水ホースが立てかけられているかを確認しておくと安心です。
上の写真は、私がアリさんマークの引越社に洗濯機の引越しをお願いした時のものです。
このように、排水ホースは、ガムテープのようなもので固定して運ぶことが一般的です。(写真はアリさんが固定したものです。)排水ホースの先端を上にして立てかけておかないと、洗濯機本体内から残水がこぼれて水び出しになる場合もあります。
冷蔵庫の電源を切って霜取りする
冷蔵庫を運ぶ前に準備することは、中を空にすることだけではありません。
冷凍室周辺に付いた氷(霜)を溶かして、タオルなどで拭く霜取りが必要になります。
数時間経てば霜は解けるので、引越し前日にでも電源を切って霜取りをしておきましょう。
冷蔵庫の下にある受け皿(蒸発皿)に溜まった水は、業者が運ぶ際に捨てることが一般的ですので、無理に取り外して捨てなくても大丈夫です。
冷蔵庫によっては、自動で霜取りをしてくれる機能が付いていることもあるので、霜取りや霜取りに伴う水の処理が必要ない場合もあります。
石油ストーブの中の灯油を抜いておく
引越し業者は、灯油や花火など発火の恐れがあるものを運ぶことができません。
石油ストーブを業者に運んでもらう場合で、ストーブやヒーターに灯油が残っている場合は、ポリタンクに灯油を戻して空焚きする必要があります。
自分で運ぶ場合でも、安全のために灯油は抜いて空焚きしておきましょう。
灯油を戻したポリタンクは自分で運ぶことになるので、灯油が漏れないようにビニール袋に入れるなどの工夫が大切です。
引越し当日に業者が持ってくる荷造り用資材を確認
お願いした引越しプランによっては、引越し当日に荷造り用資材を業者がレンタルしてくれることがあります。
引越し当日にレンタルできる荷造り用資材は、主にハンガーケース、シューズケースなどです。
レンタルケースに入れるものは、引越し当日に荷造りすることになるので、前日までに荷造りする必要はありません。
引越し当日までに荷造りする荷物、引越し当日に荷造りする荷物など、荷造りするポイントを押さえて引越し準備を進めましょう。
パソコンのバックアップをしておく
パソコンを引越し業者に運んでもらう場合は、バックアップしておくことが必要になります。
パソコンを運搬している最中に万が一のことがあった場合、目に見えての外損が補償されることはあっても、パソコンのデーターまでは補償してもらえません。
これは、パソコンだけに限ったことではなく、TVを運搬する際にも同じことが言えます。
電化製品の内部補償は、基本的に引越し業者は補償できないことを覚えておきましょう。
大手引越し業者のサカイ引越センターとアート引越しセンターで定めているパソコンの引越し内容は以下の通りです。
Q パソコンなどの精密機器の梱包や輸送もお願いできますか?
パソコンなどの配線は、お客様で取り外し、取り付けをお願いしております。また外損のない内部故障は補償しかねます。特にパソコンは、データのバックアップを必ずしておいてください。
データの補償は、いかなる場合もいたしかねますので、ご了承いただきますようお願いいたします。
データのバックアップ方法としては、データ容量が多いお客様の場合は、外付けのハードディスクをお勧めします。最近はかなり安価になってきましたし、USBでの接続が主になってますので取扱いも簡単です。
ドライブ単位でバックアップをとることも容易ですから、引越しを機に是非パソコンの内部の整理もしてみて下さい。
また少量のデータでしたら各社が無料で提供しているクラウド環境にコピーすることも簡単です。
サカイ引越センター : よくあるご質問
Q パソコンの梱包もお願いできますか?
荷造り・輸送も当社にて承っております。ただ、可能であれば、ご自身でお運びいただくようにお願いしております。もちろん当社でも完全に梱包してお運びいたしますが、中身のデータの補償はできかねますので、重要なデータは必ずパックアップしてください。(データの管理については当社では責任は負いかねます。)
また、ご新居での配線はお客様にておこなってくださいますようお願いいたします。
アート引越センター : よくあるご質問
この2社以外の引越し業者でも、パソコンなど電化製品の内部までは補償してもらえないと考えて良いでしょう。
図書館で借りた本を返すこと
図書館で返却する本がある場合は、忘れないうちに返してしまいましょう。
引越し先が引越し元から近い時は、返し忘れていてもすぐ返却しに行けば済むことですが、引越し先が引越し元から遠い際には、返却に行くことが簡単ではなくなります。
多くの図書館では、郵送での返却も対応しておりますが、送料が自己負担になります。
図書館で借りた本と同様に、レンタルショップで借りたDVDなども返却し忘れないように気をつけましょう。
最後に
引越しで忘れやすいことをこのページではまとめましたが、ここでまとめたこと以外にも、引越し前にやらなければならない手続きや確認事項があります。
各社との取り決めは、見積り書に詳しく書いてあるはずなので、よく確認しておきましょう。大切なことは、目立つように記載されていることが多いです。
慌てて引越し準備をするとトラブルも起きやすくなるので、事前に余裕を持って引越しの準備・手続きを済ませられると良いですね。
引越しの流れと準備の記事も参考にしてみて下さい。