引越し訪問見積りのコツと体験談~サカイ引越センター編~
引越し料金や荷物量を正確なものにするためには、実際に荷物量や家の周りの道路状況などを確認する「訪問見積り」が必要になります。
訪問見積りは、実際に営業担当者が家の中に入って行います。1人暮らしの女性や家の中を見られたくないという人には抵抗があるかもしれませんが、引越し当日にトラブルが起きないようにするためには、訪問見積りが大切になります。
1人暮らしの女性は、家族などに同席してもらうと良いと思います。
訪問見積りのコツ
- 遅くても1カ月前には依頼する
- 1時間程度は所要時間を空ける
- 営業担当者のバッティングは敢えてしない
- 引越し先に持っていく荷物を確認しておく
訪問見積りの依頼時期
引越しの見積りは、引越し予定日のおおよそ3カ月前から受け付けていますが、実際には約1カ月前から見積りをお願いすることがほとんどではないでしょうか。
引越しには繁忙期があり、3月中旬から4月頭までは、混み合う時期になるので予約が取りにくくなります。この時期に引越しを考えている場合は、出来るだけ早く見積り依頼したほうが良いでしょう。
所要時間と業者の鉢合わせについて
訪問見積りの所要時間は荷物量によって変わりますが、大体30分程度見ておけばOKです。
人によっては、1日に複数社、訪問見積りを依頼することもあると思います。その場合は、依頼した業者の数だけ時間を確保するようにしましょう。
同日に複数社見積りを取る場合は、できれば営業担当者がバッティングしないように、時間調節したほうが良いと思います。
バッティングは珍しいことではありませんが、あまり時間帯が被ってしまうと、互いの引越し内容が混同してしまったり、気を使って精神的に疲れることもありますので、わざわざ時間を被らせる必要はないでしょう。
訪問見積り前の掃除
訪問見積りの前に掃除をするのが嫌で、見積り依頼したくない人もいるのではないでしょうか。
引越し前に部屋が片付いていないのは当たり前です。それよりも、「引越し当日に荷造りが終わっていない」「申告した家具のサイズが間違っていた」等の問題があるほうが大変です。
見積り前に、荷物をしっかりまとめておく必要はありません。引越し先に持っていく荷物が、営業担当者に分かれば大丈夫です。
実証!訪問見積りの流れ
実際に訪問見積りをした時の様子をまとめてみました。
以下にある見積りの流れは、サカイ引越センターに依頼した時のものなので、全ての引越し業者に当てはまる訳ではありません。一つの例として参考にしてみて下さい。
- 名刺とお米をもらう
- バッグを床に置く(バッグの下にはタオル)
- 引越しで運び出すものを伝える(大型家電・家財、服など)
- サカイ引越センターについて説明を受ける
- 引越し保険について説明を受ける
- 見積額が提示される
- 値引きした最終見積額をプリントアウトする
- 見積書が完成する
- 契約書(確認書)にサインする※その場で契約する場合
- 段ボールなどの梱包資材や引越しガイドを受け取る
1.名刺とお米をもらう
サカイ引越センターは、訪問見積りしたお客様に、お礼として1kgのお米をプレゼントしています。
訪問見積りするだけでお米がもらえるなんて、ラッキーですよね。
2.バッグを床に置く(バッグの下にはタオル)
バッグの下にタオルを敷くだけで、とても丁寧な感じがします。引越し先での搬入時に、靴下を履き替える引越し業者もありますよね。引越し屋さんは何かと気を使ってくれます。
3.引越しで運び出すものを伝える(大型家電・家財、服など)
引越しで運び出す荷物や家具はもちろん、引越し先の間取りや階段の幅・曲がりなども確認されます。
4.サカイ引越センターについて説明を受ける
訪問見積りの際に、引越し業者の強みや補償内容などを説明されます。
サカイは、「3年連続で売上ナンバー1」「7年連続引越し取扱件数ナンバー1」と、大手引越し業者の中でも先を行く引越し業者です。
5.引越し保険について説明を受ける
引越し作業中に損害があった場合、保険料が支払われます。保険で支払われるケースはどんなものがあるか、対象になる荷物についてなどの説明があります。
保険の説明をきちんとするかどうかも、引越し業者を選ぶ際のポイントになります。
6.見積額が提示される
値引き前の見積額が提示されます。この見積額から条件によって値引きがされます。
7.値引きした最終見積額をプリントアウトする
このようにプリントアウトして見積書を作ったり、手書きで見積書が作成されます。手書きの見積りを出す業者が多いですが、サカイ引越センターでは営業担当者1人に1台のプリンターが配布されているとのことでした。
多くの場合、最初に提示された見積り額より値引きされた金額が、最終的な見積り額になります。
何が値引きの対象になるのかは引越し内容によって異なりますが、引越し日や時期によって割引されることが多いです。
8.見積書が完成する
見積り内容に同意し、実際に引越しを頼みたいと思ったら、契約します。
他の引越し業者も検討する人は、この時点でサインせずに見送るようにしましょう。
9.契約書(確認書)にサインする※その場で契約する場合
今回は、見積りをした時点で契約することにしたので、確認書にサインしました。
引越し業者によっては、見積書にサインすればそのまま契約書になることも多いです。
契約するか悩んでいる人や他の引越し業者の見積額を知りたい人は、簡単にサインしないように気をつけましょう。
10.段ボールなどの梱包資材や引越しガイドを受け取る
契約をしたら梱包資材がもらえます。引越し業者によっては、見積りをすれば無料で段ボールがもらえるサービスもあるようですが、通常、契約する意思を示した後にもらうことができます。
良く分からないけれど段ボールをもらって、後でキャンセルしたら別途費用を請求されたという話も聞きます。(引越しキャンセル後のダンボール返却について)
このような行動を取る引越し業者は契約しなければ良いだけの話なので、気をつけるようにして下さい。
訪問見積りが必須の大手引越し業者
家族引越しや、ある程度の荷物量がある引越しは、「訪問見積りのみ依頼を受ける」としている引越し業者が多いです。
※単身パックや荷物量が少ない場合は訪問せずに見積りすることも可能です。
家族引越しで訪問見積り必須の引越し業者は、「サカイ」「アリさんマーク」「アート」「ヤマトホームコンビニエンス」などの大手引越し業者に多く見受けられます。
<地域密着型の引越し業者は、家族引越しの場合でも、電話のみ見積りでも依頼を受けてくれるところもあります。
引越し業者によって方針が違いますので、見積りの仕方に違いがありますが、個人的に思うのは、訪問見積りしないとわからないことも多いですし、しっかり見積りを取る姿勢でいる引越し業者のほうが安心して任せられるかなと感じます。