不用品の買取方法と買取できなかった場合の処分方法
引越し先で家具や家電の新調を考える方は、まだ使える家具や家電が不要になってしまうこともあると思います。
まだ使えるけれどいらなくなった家財や家電などは、単にごみとして捨てるのではなく、リサイクルショップなどで買い取ってもらったり、フリマアプリの利用などを考えるとお得に処分できます。
また、利益はなくて良いけれど必要な人に使ってもらいたいと思う方は、寄付することを考えても良いでしょう。
まだ使える不用品は、自分にとっては必要ないものかもしれませんが、誰かにとっては必要となる場合もあります。
まだ使える不用品があったとしても、どんなものでも売買の対象になるわけではありません。
リサイクルショップ、フリマアプリ、引越し業者の不用品買取など、それぞれで対象製品の基準や条件などが定めてあります。
自分が不要になった製品に適したリサイクル方法で処分を考えましょう。
家電製品の買い替え時に買取してもらう
新しく電化製品を購入する場合は、購入する電器店などで買取してもらえる場合があります。
対象製品は電器店によって異なりますが、ヤマダ電機では、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を始め、掃除機やパソコンといった小型家電まで幅広く買取してもらえるようです。(※2017年2月現在)
買取できる家電製品は、製造年式に規定があったり、対象製品であっても状態によっては対象外になることもあります。
また、家具に関しては、新規家具の購入時に引き取りサービスが利用できることもあります。対象家具が決まっており、買い取りではなく引き取りのみのサービスにはなりますが、販売店によっては無料で引き取ってもらえる可能性があります。(大型家具は購入時に引き取ってもらう)
リサイクルショップを利用する
手元にある不用品を手っ取り早く買取してもらいたい場合は、リサイクルショップの利用が一番身近ではないでしょうか。
リサイクルショップに買取をお願いする場合は、「持込買取」「出張買取」「宅配買取」など様々な形態から買取方法を選べます。
- 持込買取・・・店舗に直接品物を持ち込んで査定してもらう方法
- 出張買取・・・査定員が自宅に来て査定・買取をする方法
- 宅配買取・・・段ボール等で送った品物を査定・買取する方法
買取対象製品は、ショップによってそれぞれ規定がありますが、品物の状態やデザイン、買取市場相場などを加味した上での査定になります。
買取できない品物の処分は、買取方法によっても異なりますが、処分してもらえないことが多いです。処分してもらえない品物は、地域で定める処分方法に従って処分します。
フリマアプリを利用する
最近では、オンライン上でフリーマーケットのように個人間で売買ができる、スマホ向けフリマアプリを使う方も増えてきました。
スマホ向けフリマアプリは、インターネットオークションとは違って、月会費や会員登録料などがかからないものが多く、手軽に売買できるのが魅力です。
フリマアプリには色々な種類がありますが、利用者が多いのは、メルカリやラクマといったアプリです。
フリマアプリを利用する場合は、商品の値段は出品者が決めますので、適正価格を知らないと損することもあります。
もっと高く売れたかもしれない、逆にもっと安くしないと売れない、時期的にこの商品はまだ売れそうにない・・・など、コツを掴むまで時間がかかることがありますが、あまり使っていない衣類等を捨てるのは勿体ないと思いますので、フリマアプリを利用してみても良いと思います。
引越し業者の不用品買取サービスを利用する
引越し業者の中には、不用品の買取をしていることもあります。
不用品の買取サービスを提供している主な引越し業者は、以下の通りです。
不用品処分を有料で行っている引越し業者は多いですが、不用品買取をしている引越し業者は少ないです。
引越し業者によって買取対象製品は異なりますが、購入してから5年以内の製品や傷がない製品、あまり使用していない製品は、買取対象になることが多いです。引越し業者を探すのと同時に、買取査定をお願いしてみても良いでしょう。
利益はいらないので寄付をしたい
発展途上国や貧困地域など、物資を必要としている施設に衣服や文房具などを寄付する方法もあります。
支援物資を寄付する場合は、途上国支援活動をしている団体のサイトを経由してネットから手続きします。
寄付品を送る上で必要な段ボールの用意や、送料などは発送者が負担するのが一般的です。
また、ユニクロやGUでも、途上国支援活動をしています。取扱商品は、ユニクロ、GUで販売された製品になりますが、実店舗で回収してもらえるので手軽に支援できます。
リサイクルできなかった不用品は?
リサイクルショップなどで買取してもらえなかった不用品は、地域で定める処分方法に従って処分します。
家電や家財の種類によって処分方法が異なりますので、お住まいの自治体に処分の仕方を聞きましょう。
家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など)の処分方法
家電リサイクル法に基づき、エアコンやテレビ、冷蔵庫や洗濯機などの家電4品目は、使っていた人がリサイクル料金を支払って処分します。
家電4品目の引き取り窓口は、製品を購入した電器店、または買い替え先の電器店です。購入したお店が閉店してしまった場合や購入したお店が遠方にある場合は、系列店で引き取ってもらうことができます。
処分だけしてもらいたい場合は、郵便局にある家電リサイクル券を用意して、指定引取場所に直接持ち込むこともできます。
家電製品の処分方法の記事も参考にしてみて下さい。
小型家電製品の処分方法
小型家電製品は、家電リサイクル対象製品4品目同様に、小型リサイクル法に基づく処分方法を考えます。
小型家電製品の主な対象製品は、「パソコン」「携帯電話」「デジタルカメラ」「ドライヤー」「ゲーム機」などがあり、対象製品の回収方法や、回収する品目は、市区町村によって異なります。
公共施設や電器店などに回収ボックスが置いてある場合もありますので、詳しくはお住まいの市区町村役場等にお尋ねください。
小型電化製品の処分方法の記事も参考にしてみて下さい。
粗大ごみの処分方法
家庭から出る粗大ゴミ( = 大型ごみ)は、地域で定めている処分方法に従います。粗大ごみは、事前に予約をして指定場所に持って行くのが一般的ですが、自分で直接指定引取場所へ持ち込むこともできます。
粗大ごみを引き取ってもらうにあたり、価格は地域によって異なりますが、有料化されていることが多いです。
自分で指定場所に粗大ごみを持って行くことができない場合は、お住まいの自治体に相談してみると良いと思います。
地域によっては、高齢者や障害のある方のみの世帯などで、運び出しが困難な方の特例がある場合もあります。
また、これも地域によって異なることですが、玄関先から指定場所までの運び出しだけをお願いできる業者を紹介してもらえることがあります。運搬まではお願いできないので、粗大ごみの予約をした後、指定場所へ持って行く日にちが決まり次第、運び出す予約を取ることになります。
粗大ごみの出し方の記事も参考にしてみて下さい。
不用品回収業者に引き取ってもらう方法
お住まいの自治体が許可している不用品回収業者、または一般廃棄物運搬許可を持っている民間の不用品回収業者に不用品を引き取ってもらうことができます。
よく、街中を「無料で引き取ります」と軽トラックで巡回している不用品回収業者がありますが、このような不用品回収業者は、無許可の不用品回収業者であることが多いので注意が必要です。(悪徳業者に騙されない方法)
不用品の処分方法に迷った場合は、まずはお住まいの市区町村役場等に確認してみてください。