引越し挨拶で持っていく品物ののし紙の購入とかけ方
引越しの挨拶で渡す手土産には、このようなのし紙をかけます。
表書きには、どのような意図で贈るのかの目的を書き、名書きには、贈り主の苗字を入れます。(表書きについては、以下の「引越し挨拶品にかけるのし紙の選び方」の項目で詳しく説明しています。)
のし紙は、どこでかけてもらえるのでしょうか?
のし紙はどこに売っているのでしょうか?
自分でのし紙をかける際は、どんなことに気をつけたら良いのでしょう?
これらの、ちょっとした疑問についてまとめてみました。
のし紙はどこに売ってるの?
- のし紙対応しているお店で無料でかけてもらう
- のし紙を無料でプリントできるサービスを使う
- 100円均一でのし紙を購入する
- 文房具売り場でのし紙を購入する
- ネット通販でのし紙を購入する
のし紙対応しているお店で無料でかけてもらう
のし紙をかけてもらえるお店で引越し挨拶品を購入する際は、「引越しの挨拶品として、のし紙をかけて包んで下さい」と言えば、料金は取らずにのし紙をかけてくれることが多いです。別でのし紙を買う必要はありません。
お店によっては、包装料金がかかることがありますが、のし紙は無料でかけてくれることが多いです。
引越しの挨拶品として、ピッタリな品物が売っているお店やオンラインショップについては、引越しの挨拶品はどこで買う?の記事を参考にしてみて下さい。
のし紙を無料でプリントできるサービスを使う
自分でのし紙を用意する場合で、家などにプリンターがある方は、のし紙を無料でプリントできるサービスを使うと便利です。
実際に、のしを無料で作成できるオンラインサービスの、「のし無料」を利用してみました。
始めに水引を選び、次に字体と表書き、用紙サイズを選んだら、最後に自分の苗字を入れて、のしを作成します。
このように印刷されて仕上がります。
100均、文具店、ネット通販等でのし紙を購入する
のし紙は、100均や文具店、ネット通販などでも購入できます。
売られているのし紙は、このように、「水引」と「のし」が印刷されてあるだけのものですので、自分で表書きと苗字を書くことになります。
引越し挨拶品にかけるのし紙の選び方
お店などで、「引越しの挨拶品としてのし紙をかけて下さい」と言えば、のし紙を選んでかけてくれるので、のし紙についてそこまで詳しく知らなくても困らないと思います。
しかし、店員さんに「表書きはご挨拶でよろしいですか?」と聞かれた場合や、自分でのし紙を買う場合、「のし紙はどれを選べばよいのか?」など、疑問が出てくる場合があります。
のし紙については、引越し挨拶品にかけるのし紙の書き方の記事に詳しく書いてありますが、このページでも簡単にまとめておきます。
- 赤白か赤金で蝶結びの水引が入ったのし紙を選ぶこと
- 引越し元でお世話になった人には「御礼」または「感謝」と表書きに入れること
- 引越し先でこれからお世話になる人には「御挨拶」と表書きに入れること
- 名書きは自分の苗字を入れること
以上の4点がポイントになります。
水引の色や結び方は色々な種類がありますが、引越しの挨拶品にかけるのし紙は、以下のイラストの一番左のような、赤白や赤金の蝶結びが印刷されてある水引を選びます。
表書きは、引越し元での挨拶品と、引越し先での挨拶品とで、若干変えたほうが良い場合があります。
引越し元でお世話になった近所の方への表書き
- 御礼
- 感謝
- 御挨拶など
引越し先でお世話になる近所の方への表書き
- 御挨拶
引越し元と引越し先の挨拶品の表書きを、どちらも「御挨拶」と書いても大丈夫ですが、上記のように書き方を変えてもよいですね。
もし店員さんに、「表書きはご挨拶でよろしいですか?」と聞かれたとしても、その挨拶品を贈る相手が、引越し元でお世話になった人ならば、表書きは「御礼」か「感謝」などにしてもらいましょう。
引越し先でこれからお世話になる方に贈る挨拶品でしたら、「御挨拶」と表書きに入れてもらいます。
包装方法は外のし?内のし?
のし紙をかける贈り物の包装方法には、「外のし」と「内のし」の2種類があります。
外のしについて
- 品物を包装紙で包んでからのし紙をかける
- 贈り物を持参する時や、贈る目的や送り主を一目で分かるようにしたい時に使われる
内のしについて
- 品物にのし紙をかけてから包装紙で包む
- 宅配便で贈り物を送る場合や、内祝いなどで控えめに贈りたい時に使われる
引越し挨拶で贈る品物は、手渡しすることが多いと思うので、引越しの挨拶品は「外のし」にして贈るのが一般的です。外のしは、贈る目的と贈り主が一目で分かるメリットもあります。
内のしは、主に郵送される場合に、破れたり等がないように使われます。
手渡しの際は、挨拶品を渡される側から見て、のしが正面になるように渡すのが礼儀です。
外のしと内のしの使い分けについては、関東では外のしが多く、関西では内のしが多いとも言われていますので、地域によるルールも確認しておくと良いでしょう。
自分でのし紙をかける時の注意点
引越しの挨拶品に、のし紙をつけてもらうのを忘れた場合や、のし紙の対応をしていないお店で挨拶品を購入した場合など、自分でのし紙を用意して挨拶品にのし紙をかけることもあると思います。
自分でのし紙をかける時の注意点を、以下にまとめました。
- のし紙の左側を内側に入れて右側を外側に重ねる
- 横長の挨拶品は、品物の左側を上にしてのし紙をかける
- 表書きと名書きは筆ペンで書く
- 表書きと名書きは、水引にかからないように書く
- 名書きは、表書きより少し小さめに書く
のし紙の左側を内側に入れて右側を外側に重ねる
品物に合ったサイズの、のし紙を用意すれば、のし紙が裏で重なることはあまりないとは思いますが、もし、裏でのし紙が重なってしまった場合は、左側を内側に入れて、右側を外側から重ねるようにします。
※挨拶品の代役として箱ティッシュを使っています。本来の挨拶品は、きちんと包装してもらいます。(ものによっては、包装なしでのし紙をかけることもあります。)
このように、のし紙の左側を内側に入れて、右側を外側から重ねるようにかけます。
反対にのし紙を重ねてしまうと、慶事(祝い事)ではなく、弔事(お悔み事)になってしまうので、気をつけましょう。
のし紙を重ねたら、のし紙の両端にセロハンテープで留めれば完成です。
のし紙が裏で重ならない場合は、のし紙の左右の両端を、セロハンテープで留めます。
横長の挨拶品は、品物の左側を上にしてのし紙をかける
このような横長の品物を引越しの挨拶品として贈る場合は・・・
品物の左側を上にして・・・
このようにのし紙をかけます。
※挨拶品の代役として普段使いのラップを使っています。本来の挨拶品は、きちんと包装します。(ものによっては、包装なしでのし紙をかけることもあります。)
表書きと名書きは、筆ペンで水引にかからないように書く
表書きと名書きを自分で書くときは、できれば筆ペンを使って楷書で書くと印象が良いです。
その際は、ご挨拶などの表書きよりも、自分の苗字を少し小さめに書きます。
表書きと自分の苗字を書く際は、水引にかからないように、文字の配分に気をつけましょう。
表書きや贈り主の苗字が印刷されてあるのし紙のほうが、キレイで見栄えが良いのでは・・・と、手書きに自信がない人もいるかもしれませんが、一昔前は、プリントされてあるのし紙ではなく、手書きで書いたのし紙をかけるのが普通でした。
手書きのほうが、温かみがあって良いと感じる人もいますし、贈られるほうは、手書きだからと気にする人はいないと思います。