引越し荷造りの基本~準備しておく梱包資材と準備品~
引越しの荷造りは、引越しのタイプによって取り組み方が異なります。
自力引越しの場合は、引越しが決まったらできるだけ早く段ボールなどの梱包資材を用意して、荷造りに取りかかります。
引越し業者を頼む場合は、契約内容に段ボールなどの梱包資材が含まれていることが多いので、引越し業者から梱包資材を受け取ってから荷造りします。
引越し業者の引越しプランによっては、梱包資材が含まれていない格安な引越しプランもあります。その場合は、自分で梱包資材を用意します。
引越し業者を頼む場合は、引越しを依頼すれば梱包資材が無料サービスと謳っているところもあるわよね。
各社で用意している引越しプランに含まれている梱包資材を確認して、引越し当日までにしっかり荷造りを完了させましょう。
荷造りはいつからやればよいの?
自力引越しの場合
自分で引越しする場合は、引越しが決まったらできるだけ早く荷造りに取りかかりましょう。
荷造りに必要な梱包資材を用意したり、引越しを手伝ってもらう人や必要な車の手配などを確認します。
引越し業者にお願いする場合
引越しの契約内容によっては、引越しの基本プランに梱包資材が含まれていることがあります。
引越し業者から梱包資材がもらえる場合は、梱包資材を受け取ったら荷造りし始めましょう。
段ボールなどの梱包資材は、訪問見積り後に契約成立した場合は、その場で営業担当者が置いていってくれることが多いです。電話で契約した場合は、数日後家に届きます。
契約内容によっては梱包資材が含まれていないこともある
引越し業者に頼む場合でも、契約内容によっては、梱包資材が含まれていないこともあります。
梱包資材が含まれていない引越しプランを用意している引越し業者は、ハトのマークの引越センターや赤帽です。赤帽は引越し業者ではありませんが、最低限の作業内容で格安な引越しをお願いできます。
その他にも、大型家具だけ引越し業者にお願いするような引越しプランだと、梱包資材が含まれていないことが多いです。
引越し業者との契約内容に梱包資材が含まれていない場合は、引越しが決まったら計画的に梱包資材の準備に取りかかりましょう。
何を荷造りすれば良いの?
冷蔵庫やテレビ、ベッドなどの大型家電や家具などの段ボールに入らない荷物は、引越し業者が梱包して運んでくれますので荷造りしなくても大丈夫です。
自分でやる小物類の梱包をしっかりしておきましょう。引越し業者に運んでもらうものは、基本的には全て段ボールに入れて梱包します。
引越し内容によっては、梱包や荷解きを引越し業者に任せられるプランもありますし、引越し当日に、引越し業者がハンガーBOXやシューズケースなどのレンタル資材を持ってきてくれる場合もあります。
レンタル資材に入れる荷物は、引越し当日に収納します。
契約内容に従って、荷造りに取りかかりましょう。
引越しで使う主な梱包資材と準備品
- 段ボール
- ガムテープ
- 布団袋
- 新聞紙
- ビニール紐
- 油性マジック
- はさみ、カッター
- ごみ袋(小・大)
※1~3は、引越しを契約すると含まれていることが多いです。
1. 段ボール
段ボールは、引越しを契約すると50枚程度もらえることが多いですが、中には際限なく段ボールがもらえることもあります。
荷造りしていく上で、大きいサイズの段ボールより小さいサイズの段ボールのほうが多く使いますので、大2 : 小3くらいの割合で段ボールを用意するとよいと思います。
自分で段ボールを用意する場合は、スーパーやドラックストアなどで調達できます。
2. ガムテープ
引越し業者が用意するガムテープは、紙製のクラフトテープのことが多いです。各社HPなどを見ると、色テープが用意されることもあるようですね。色テープは、割れやすい小物類は赤色の色テープなどと、荷物の種類に応じて使い分けます。
自分でガムテープを用意する場合は、布製のガムテープでもクラフト製のガムテープでもどちらでもよいと思いますが、より強度があるのは布製のガムテープと言われています。
3. 布団袋
布団袋も、引越しを契約するともらえることが多いです。
布団は最後に荷造りすることが多いので、布団袋を間違えて段ボールに入れてしまわないようにしましょう。
自分で布団を持って行く場合は、わざわざ布団袋を購入するまでしなくてもよいとは思いますが、思わぬ水濡れや汚れに気をつけましょう。
4. 新聞紙
割れ物などの緩衝材として一般的に使われるのは、新聞紙です。引越し業者によっては、プチプチ(エアキャップ)が引越しを契約するともらえることもあります。
新聞紙は、荷物量にもよりますが、半月~1カ月分用意しておくとよいと思います。
5. ビニール紐
ビニール紐は、バラバラになりやすい荷物をまとめる際に便利です。
処分する本や雑誌を束ねる時や、余った新聞紙やハンガーを束ねる時などに使います。
引越し業者に運んでもらう本や雑誌は、ヒモ掛けのみではなく、段ボールに入れて梱包しますので注意しましょう。
油性マジック、はさみ・カッター、ごみ袋
油性マジックは、段ボール表記の際に使います。段ボールには、入っている荷物や段ボール置き場所などを書いておきます。
はさみやカッターも荷造りには欠かせませんので準備しておきましょう。
荷造りと同時に処分するものが沢山出ると思いますので、ごみ袋も用意しておきます。
荷造りの知恵
- ヒモ掛けのみの梱包はNG
- 紙袋等に荷物を入れてあるだけはNG
- 段ボールに隙間がないように荷物を詰める
- 割れ物等を包む新聞紙などの緩衝材は使いすぎない
- 段ボール表記は側面にもしておく
荷造りの不完全による荷物の破損は、荷造りした人に責任があります。
引越し業者の指示に従って、きちんと梱包して荷造りしましょう。
ヒモ掛けや紙袋に入れるだけの梱包はNG
引越し業者が運ぶ荷物は、基本的には全て段ボールに入れます。ヒモ掛けのみで梱包している荷造りや紙袋等に入れてある荷造りはNGです。
ヒモ掛けのみの荷物や紙袋などに入れてあるだけの荷物は、トラックに積み重ねにくいですし、トラックに積み込んだ時に荷崩れしやすいです。
引越し作業は効率が勝負ですので、トラックに荷物を積み込めやすいように、段ボール梱包が適切です。
段ボールに隙間がないように荷物を詰める
荷造りの不完全で破損した荷物は、引越し業者が責任を取ってくれません。
段ボールに割れ物等を入れる際には、新聞紙などの緩衝材を入れたり、隙間がないように荷物を入れるなどして中の荷物が動かないようにしましょう。
緩衝材には新聞紙が手軽ですが、小さいビニール袋に空気を入れて隙間に入れるのでもよいと思います。
割れ物等を包む緩衝材は使いすぎない
割れ物類は、一つずつ新聞紙などで包みますが、緩衝材の使い過ぎには気をつけましょう。
緩衝材を使い過ぎると、段ボールを必要以上使うことに繋がります。
契約内容より段ボール数が多くなりすぎると、トラックの大きさを変える必要が出て引越し料金が高くなってしまうことがあります。
特にお皿は、割れやすいので緩衝材を多く使いがちになりますが、横に入れるのではなく縦に入れると衝撃に強くなるようですので、緩衝材を必要以上使わないように工夫しましょう。
荷造り時には、必要ない荷物を潔く処分することもポイントになります。
過去1年間使用しなかったものは今後も使わないとはよく言いますよね。思い切って手放すとスッキリしますよ。