引越しの荷造りはどの順番で何からすればいいの?
いざ荷造りを始めると、目につきやすいキッチンまわりや日用品を片付けたくなりますが、これら雑貨は、気がついたらまた増えやすいものです。
片付けても一向にモノが減らないといった悪循環にならないためにも、「何から荷造りしていくか?どうやって荷造りするか?」を考えて、効率良く荷造りしていくことが大切です。
ポイントを押さえて荷造りすれば、スムーズに片付けできて、余裕を持って引越し準備を進めることができます。
やることが何かと多い引越しですが、気持ちよく新生活をスタートさせるためにも、荷造りのポイントを押さえてひと頑張りしちゃいましょう。
荷造りのポイント
- 部屋の間取りを把握する
- 箇所ごとに荷造りする
- 荷造りと同時に不要なものを捨てる
- 新たに食材や日用品を買わない
部屋の間取りを把握して箇所ごとに荷造りする
荷造りは、すぐに使わないものから段ボールに入れるのが基本ですが、やみくもに始めると、あまり効率良くありません。
まずは、部屋の間取りを確認して、部屋ごとの荷造り箇所と荷造りにかかる時間(日数)を考えるとよいと思います。
上の画像は、我が家の間取り図をもとに、荷造り箇所を記入したものですが、ざっと数えて、荷造り箇所が13箇所ありました。
【例 : 我が家の荷造り箇所】
- 玄関
- 玄関前
- トイレ
- 洗面台まわり
- 浴室
- キッチンまわり
- リビング
- 子供部屋
- 書斎スペース
- 寝室
- ロフト
- ベランダ1
- ベランダ2
間取り図をもとに荷造りすると、荷造りし忘れやすい、玄関前やベランダの荷造りも忘れずに荷造りできると思います。
部屋は同じでも荷物の種類が違う場合は、箇所ごとに荷造りすると、荷解きの際に分かりやすいと思いますが、荷物量が少ない場合は、部屋ごとに荷造りしてもよいでしょう。
部屋数は少なくても、荷物の種類別にまとめると、荷造り箇所が意外に多くあることが分かりますね。
荷造りする場所が分かると、「この日までにこの箇所を荷造りしよう」と計画が立てやすくなりますので、引越しまでに荷造りが終わらないということも防げると思いますよ。
荷造りと同時に不要なものを捨てる
引越しは、いらないものを徹底的に捨てる絶好のチャンスです。「いつか使うは今後使わない」と考えて、潔く捨ててしまいましょう。
潔く捨てるという点では、ちょっと勿体ないかなと思うようなものでも、思い切って捨てるか、誰かに譲るなどして、使わないものは処分するとよいです。
使いかけの化粧品やヘアスプレーなど、捨て方がすぐに分からないものは、取りあえず紙袋にでも入れておいて、ひとまず使うものを段ボールに荷造りしていくとよいですよ。
新たに食材や日用品を買わない
引越しが決まったら、食材は、家にあるものを工夫した献立を考えましょう。冷蔵庫の中身やレトルト食品をうまく利用して、引越し当日まで食材を減らします。
これは食材に限ったことではなく、日用品も同じです。すぐに必要ないもの以外は、特売をしていたとしても、我慢して引越し当日を迎えましょう。
引越し荷物をできるだけ増やさないことで、荷造りはグンッと楽になります。
すぐに荷造りするもの
- 買い置きしている日用品
- 洗剤・柔軟剤・歯磨き粉
- トイレットペーパー・ティッシュペーパー
- シャンプー・トリートメント
- 調味料・缶詰
- ラップ・アルミホイル
- 乾麺・レトルト食品
- 来客用キッチングッズ
- 季節外れの衣類
- 思い出の品
- 使う頻度が少ないキッチン用品
- 本・CD・DVD
すぐに荷造りするものは、引越しまで使う予定がないものです。
代表的なものは、買い置きしている日用品が挙げられますが、荷造りするタイミングによっては、補充をしてから荷造りしたほうがよいものもあります。
食器や衣類などは、引越しまで不自由なく使える数を取っておいて、他は荷造りしてしまいます。
使う頻度が少ないキッチン用品をまとめている際に、普段あまり使わない使いかけの調味料が出てきた場合は、処分するか持って行くかを考えて荷造りしましょう。
タイミングを見て荷造りするもの
- 子供の通学・通園セット
- 子供のおもちゃ・おかし
- 使いかけの調味料
- 救急箱
- カーペット・スリッパ
- 雨具
お子さんが学校や幼稚園に通われている場合は、お弁当グッズや着替えなどは、すぐには荷造りできませんよね。救急箱や雨具なども、いつ必要になるか分からないものです。
お子さんが使っているおもちゃは、すぐに荷造りしたくなりますが、おもちゃがないと子供は結構うるさいものです。せっかく荷造りしても、また中身を出してしまっては悪循環ですので、子供グッズは、様子を見ながら荷造りするとよいと思います。
使う予定があるものや、使うかもしれないものは、ガムテープで蓋をせずに、一旦段ボールにまとめておくとよいでしょう。引越し前日にガムテープを張るだけで済みます。
カーペットやスリッパは、最後の最後まで使うのか、捨ててしまうのかを考えて荷造りします。
引越し前日に荷造りするもの
- 冷蔵庫の中身
- 包丁・まな板
- フライパン・鍋
- 使いかけのボディソープ・シャンプー・トリートメント
- 学校関係の荷物
冷蔵庫は、引越し前日までに、中身を空にして電源を抜いておきます。食べきれなかった冷蔵庫の中身は、クーラーボックスに入れておくとよいです。
引越し前日まで使うキッチン用品は、引越し当日もすぐ使うものだと思います。包丁やまな板、フライパンやお鍋など、普段よく使うキッチン用品は、段ボールにまとめておき、中身がすぐ分かるようにしておくと荷解きが楽になります。
シャンプーなどポンプ式のものは、口をガムテープ等でしっかり固定します。液体は中身が漏れやすいので、ビニール袋に入れるなどして液漏れを防ぎましょう。
引越し当日に学校がある場合は、前日に次の日の準備をして、その他の荷物をまとめておきます。
引越し当日に荷造りするもの
- レンタルケースに入れる靴や衣類
- 使いかけのトイレットペーパー
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- リモコン・充電器
- 布団
- カーテン
- 物干し竿
- 生活ごみ
- 前日に着ていた服などの洗濯物
引越し業者から、シューズケースやハンガーBOXをレンタルする場合は、レンタルケースに入れる靴や衣類は、引越し当日に荷造りします。
引越し当日に荷造りする主なものは、引越し前日・当日まで使っていたものです。
引越し当日まで使うものは、人によって色々ありますが、トイレットペーパーや布団は最後まで使うものだと思います。布団袋を引越し業者からもらっている場合は、引越し当日に専用の袋に入れます。
リモコン類は、家電取り付け後に作動点検しますので、すぐ出せるように荷造りしましょう。
また、引越し当日に忘れやすいものに、カーテンや物干し竿があります。自分で用意したものは、引越し当日までに処分するか、責任を持って持ち運ぶようにして下さい。
転居先へ自分で持って行くもの
- 現金
- 通帳・印鑑
- 貴金属・高価品
- 生活ごみ
- 冷蔵庫の中身
- ペット
- 植物
これら自分で持って行くものは、引越し業者が運べないものです。
引越し業者が運べないものは、引越し約款で定められていますが、独自に運べないものを定めていることもあります。契約書(見積書)を確認して不備がないようにして下さい。
ペットや植物は、条件によっては、引越し業者に運搬をお願いできることもあります。
上記の他にも、自転車の鍵や物置の鍵は、失くさないように自分で持っているとよいです。
引越し当日にあると便利なもの
- 掃除グッズ
- ホウキ・ちり取り
- 掃除機
- 雑巾
- ごみ袋
- はさみ・カッター
引越し当日は、旧居・新居共に掃除が必要になります。
引越しが終わって一段落してから、引越し元に戻って掃除する場合もあるかもしれませんが、引越し作業員が荷物の運び出しをしている間に、軽くでも掃除をするのが一般的ではないでしょうか。
新居でも、引越し前に掃除をしたとしても、搬入作業でどうしても汚れてしまいますので、掃除グッズがあると便利です。
引越し当日に、あれがないこれがないがないように、掃除グッズ、はさみ、ごみ袋はひとまとめにして、引越しまでに備えておくと安心ですよ。
具体的な荷造り方法は、荷造りの手順とコツの記事を参考にしてみて下さい。