引越しで使うダンボールの数やサイズとダンボールの節約方法
荷造りで必ず必要になるダンボールは、当初使う予定の数より、荷造りしていくうちに多くなることがほとんどです。
特に、荷物が多い家族引越しの場合は、何度も追加でダンボールを用意して荷造りすることも珍しくありません。
引越し業者との契約内容によっては、際限なくダンボールをもらえることがありますが、自分でダンボールを用意する方もいるでしょう。
荷物の重量に適したダンボールを使い、荷物の性質に合わせた梱包方法で荷造りすると、適量のダンボール数で安全に荷物を運ぶことができます。
引越し人数や荷物量によって必要なダンボール数が違います。荷造りする前に、おおよそのダンボール数を把握して、効率良く荷造りしましょう。
ダンボールの必要枚数
引越し形態 | ダンボール数の目安 |
---|---|
一人暮らし | 10~20枚 |
1R、1K、1DK | |
二人暮らし | 20~40枚 |
2DK、2LDK | |
三人家族以上 | 50枚~ |
3DK、3LDK~ |
一人暮らしの方が必要なダンボールの数は、大体10~20枚ですが、10枚以下で済む方も多いです。
二人暮らしになると、それなりに荷物が多くなります。一人暮らしの方に比べると、1.5倍以上のダンボールが必要になると思います。
三人以上の家族引越しの場合は、子供の人数によっても必要なダンボール数が変わりますが、大体50枚以上は必要になります。荷物が多めですと、70枚以上必要になることも多いと思います。
引越し業者が用意しているダンボール数
引越し業者 | ダンボールの枚数 |
---|---|
サカイ引越センター | 最大50枚(使用車両によって異なる) |
アート引越センター | 必要枚数 |
ヤマトホームコンビニエンス | 必要枚数 |
アーク引越センター | 最大50枚 |
ハート引越センター | 必要枚数(追加資材は一部有料) |
引越しを契約すると、ダンボールなど必要な資材は料金に含まれていることが多いです。(資材が含まれていない引越しプランもあります。)
引越し業者によっては、ダンボール最大50枚以上無料サービスなどと枚数が決まっている場合がありますが、ダンボールが足りなくなった場合は、必要枚数を届けてくれることもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
一人暮らしの方向けの引越しプラン(単身パック)など資材が含まれていない引越しプランを契約する場合は、自分でダンボールを調達するか、引越し業者に料金を支払ってダンボールをもらいます。
ダンボールは自分で調達するほうがお得?
節約のためにも、自分でスーパーなどに行って、ダンボールを無料で調達する方もいると思います。
ダンボールが足りなくなった時にまたもらいに行く手間などを考えると、引越し業者に連絡して持ってきてもらったほうが、費用対効果が高い場合があります。
自分でダンボールを調達するとしても、ダンボールの強度のことを考えると、ホームセンターなどで購入する方もいるのではないでしょうか。
ホームセンターなどでダンボールを購入する場合は、10枚セットで1,500円以上かかります。50枚購入するとなると、8,000円近くかかります。高価なものだけに、一度使っただけで破棄するのは勿体ないとも感じるでしょう。
一度、引越し業者の見積りだけでも取ってみて、自分でダンボールを用意するかどうか考えてみてもよいと思います。
引越し業者のダンボールの大きさ
荷物の重量に合わせて、適したダンボースサイズがあります。
引越し業者のダンボールは大小2種類あります。
- 小さい段ボール・・・雑誌や食器など重い荷物
- 大きいダンボール・・・衣類やタオルなど軽い荷物
重量があるものを、大きいダンボールに目いっぱい入れて荷造りすると、重くて運ぶのが大変になります。
自分でダンボールを調達する場合は、大きいダンボールばかり集めないように気をつけましょう。
引越しの荷造りは、どちらかというと、大きいダンボールより小さいダンボールのほうが多く使います。
私が実際に利用したことのある、サカイのダンボールを例にして、具体的なダンボールサイズを載せておきます。
小 : 縦33cm 横35cm 奥行32cm
小さい段ボールは、一辺の長さが30cmくらいの正方形タイプのものが適しています。
大 : 縦33cm 横51cm 奥行35cm
大きいダンボールは、荷物を積み重ねやすいように、横幅があるものが適しています。
ダンボールの数を節約する方法
- 思い切って必要ないものは処分する
- 引越し業者のレンタル収納ケースを利用する
- 新聞紙等を使いすぎない
- 自分で運ぶものはビニール製の袋に入れる
思い切って必要ないものは処分する
思い切って必要ないものを処分することは、言わずもがなの大前提ですよね。運び出す荷物より、処分する荷物のほうが多いこともあるのではないでしょうか。
引越しは、荷物を一掃するチャンスですので、潔く処分してしまいましょう。
処分する際は、まだ使えそうなキッチン用品や家具、本などは、リサイクルショップに持って行くと、買い取ってもらえることもありますよ。
引越し業者のレンタル収納ケースを利用する
引越し業者によっては、衣類や靴などの収納レンタルサービスを用意していることがあります。
レンタル収納ケースを利用すれば、使うダンボールを節約できますので、引越し業者に確認しておくとよいでしょう。
ハンガーBOXやシューズケースなどのレンタル収納ケースは、引越し当日に作業員が持ってきますので、ケースに入れる荷物は引越し当日に荷造りします。
新聞紙等を使いすぎない
新聞紙などの緩衝材は、割れ物などを包むことによって破損を防ぎますが、使いすぎると、ダンボールが多く必要になります。
緩衝材を全く使わないのは、荷物の破損やケガに繋がりますので、適量を使うことが大切です。
割れ物一つ一つに新聞紙を包み、お皿は立ててダンボールに入れると割れにくいと聞きます。また、割れ物を入れているダンボールに隙間がないように荷物を入れるのも、衝撃から守る対策になります。
緩衝材があまり必要のないものは、過剰に梱包しないなど、緩衝材の使い方を工夫することが、適量のダンボールを使うコツになると思います。
自分で運ぶものはビニール製の袋に入れる
引越し業者が運ぶ荷物は、基本的にダンボール梱包が必須ですので、単に袋に入れた状態の荷物は運べないことがあります。
自分で運ぶ場合も、荷物の安全のためにもダンボールに入れて運ぶのをおすすめしますが、割れ物ではない衣類やタオル等の荷物は、ビニール製の袋に入れて運んでもよいと思います。
あくまでも、自分で運ぶ場合は、破けないようなビニール製の袋に入れて運ぶという感じですが、割れ物は、きちんとダンボールに入れて運ぶことが必要です。