引越しおまかせプランで引越し業者と便利屋さんの料金比較

引越し業者が用意している一般的な引越しプランは、「大型家具・家電の梱包から設置」は引越し業者がやり、「小物類の荷造りや荷解き」は依頼者自身でやるものです。

小物類の荷造りや荷解きを業者にお願いするのは楽で助かりますが、それなりに料金がかかります。

全ておまかせプランのように、荷造りから荷解きまで全ての引越し作業を引越し業者にお願いすることもできますし、荷造りだけをお願いすることもできます。

また、引越し業者ではなくても、家事代行サービスをしてくれる便利屋さんに荷造りや荷解きをお願いすることもできます。

どちらにしても、いくつかの業者に見積りを取って、料金や作業内容を比較することが大切です。

引越し業者のおまかせプラン

  1. 一部おまかせプラン(小物類の荷造りだけ業者にまかせるプラン)
  2. 全ておまかせプラン(荷造りから荷解きまで業者にまかせるプラン)

引越し業者が用意しているおまかせプランは、細かく見るとこのプランの他にも色々とありますが、主な引越しおまかせプランはこの2つになります。

一部おまかせプランの中でも、キッチン類だけの荷造りをお願いする場合や、本や衣類などを含めた全ての荷造りをお願いする場合など、荷造りをまかせる範囲は人それぞれです。

荷物の整理をしながら荷造りしたいけれど、引越し前日まで使うキッチン周りだけの荷造りはお願いしたい・・・と考える方もいそうですよね。そんな方に、一部おまかせプランがおすすめです。

荷造りはもちろん、荷解きまでまかせたい方は、全ておまかせプランが適しています。費用はかかりますが、時間や手間の節約になる他、妊娠中や育児、仕事などで忙しい方に役立ちます。

引越しをおまかせプランは、どこまでおまかせするのか、どのようなサービスを受けるのかで、料金体系や作業時間が変わります。

引越しおまかせプランの流れ

  1. 見積りをお願いする
  2. 荷物量を確認する
  3. 荷造りしてもらうものを決める
  4. 荷解きの有り無しを確認する
  5. 作業スケジュールが提案される
  6. 料金が決まる
  7. 納得したら契約する
  8. 引越し作業に入る

見積りを出してもらわないことには、正確な料金や作業内容が分からないので、必ず見積りを取ります。

その際に、複数の業者に見積りをお願いして料金や提案内容を比較します。引越し業者を始め、便利屋さんなどにも見積りをお願いしても良いでしょう。

引越し業者を比較するなら、まとめて見積り依頼ができる一括見積りサイトを利用すると便利です。

一括見積りサイトで入力する依頼内容には、荷造りの梱包や荷解きも含まれているので、お願いしたい作業内容にチェックを入れれば見合った業者から連絡が来ます。(引越し料金を安くするには一括見積りサイトがお得

引越し業者の荷造り・荷解き料金例

 引越し業者  作業内容  料金目安(税別)
アート引越センター 作業員2名で2時間 16,000円~
アップル引越センター 作業員1名4時間迄 12,000円
作業員1名6時間迄 15,000円
チトセ引越センター 作業員1名3時間 10,000円~
作業員1名6時間 15,000円~

※2017年1月現在

多くの引越し業者のHPには、具体的な荷造り・荷解き料金は載っていませんので、実際に見積りを取ってからでないと料金は分かりません。

目先の料金だけを見るのではなく、作業員数と作業時間も一緒に確認しておくと良いですね。1名で5時間以上かかるものも、2名では2時間以内で終わることもあるかもしれません。どちらが得かどうかは、荷造りをお願いする範囲で変わるのかなと思います。

引越し業者によって料金形態が違うので、各社の引越しプランを比較しましょう。

依頼者が男性の場合は、スタッフ2名からでお願いしていることもあるようです。

便利屋さんの荷造り・荷解き料金例

業者名 作業内容 料金目安(税別)
Bears(ベアーズ) 作業員1名3時間 12,000円
便利屋 お助け本舗 作業員1名1時間 3,000円
家事代行・メイドサービス サマンサ 1時間 3,000円
KAJITAKU 家事の宅配 2時間 12,200円

※2017年1月現在

便利屋さんにお願いする場合は、作業料金とは別で交通費がかかります。(引越し業者にお願いする場合でも出張費がかかることがあります。)

料金体系は、定期料金や単発料金などで変わることもありますが、引越し時などで1回だけ利用したい場合は単発での料金になります。

人気のある便利屋さんは、1カ月先まで予約が埋まっていることもあるようですので、早めの確認が必要です。

引越し業者と便利屋さんのどちらがお得なのか

業者にまかせる荷造り範囲がそこまで広くなければ、引越し当日、引越し業者に荷造りをお願いしたほうが手間もかからずに安く済む場合が多いと思います。

ただ、料金面でもっと安くできるかもしれないと感じるようであれば、引越しサービスをお願いできる便利屋さんの見積りを取っても良いでしょう。

荷物の運搬は、引越しのプロである引越し専門業者にお願いしたほうが良いとは思いますが、荷造りや荷解きだけなら、便利屋さんを利用するのもありです。

業者にまかせる荷造りの範囲が広い場合は、引越し当日ではなく、引越し前に予め業者が荷造りしにきます。

荷造りの範囲によっては、引越し業者より便利屋さんのほうが交通費を含んだ費用を比較しても安いかもしれませんし、引越し業者が引越し料金全体から値引きして安くしてくれる可能性もあります。

大切なことは、料金だけを見ないで対応力を比較することです。実際に作業してからでないと分からないこともあるとは思いますが、「見積り時に話が分かりやすかった」「依頼者の気持ちになって考えてくれている」など、作業前の対応力で満足度はある程度決まることもあると思います。

各社に見積りをお願いして最適なプランを提案してもらいましょう。

引越しおまかせプランの注意点

  • 3月、4月の繁忙期に引越しする場合は早めに予約する
  • 荷造りで出たゴミの処分費用を確認しておく
  • 荷造りをまかせる上での確認や指示はきちんとやる
  • 荷造りをまかせる前に不必要なものは処分しておく
  • 荷解きまでまかせる場合は配置場所・収納場所を決めておく

引越しが混み合う3月4月におまかせプランをお願いする場合は、特に早めの予約が必要です。

おまかせプランは、通常の引越しよりも作業時間が長くかかるので、トラックの予約状況によっては希望日に引越し依頼できない場合があります。土日や連休も引越しが混み合う時期なので、早めの確認が必要です。

引越しをおまかせすると言っても、全て丸投げという訳にはいきません。貴重品の管理や下着類など、業者側が荷造りできないものもあります。

※下着類の荷造りは、タオルをかけておけば女性スタッフがしてくれることもあります。

荷造りする荷物の「いる・いらない」は自分で判断して業者に支持を出すか、業者が荷造りする前に不必要なものは処分しておく必要があります。

また、引越し当日に出たゴミの処分方法も確認しておきましょう。処分費用を払えばゴミを処分してもらえることもありますが、高額になる可能性があります。

荷造りよりもトラブルが多いのは、荷解きを業者にまかせるケースだと聞きます。事前に配置場所や収納場所を確認して、依頼者が業者に支持できるようにしておくことが大切です。

引越し当日までどの程度片付けておけば良いのか等を事前に確認して、おまかせプランをうまく利用できれば良いですね。

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