冷蔵庫などの引越し荷物が玄関から入らない時は窓やベランダから搬入

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引越しトラブルは、荷物の破損や紛失など色々ありますが、荷物が玄関から入らないトラブルも多いです。

引越しする前に、玄関などの搬入口から荷物が入らないことが分かっていれば、何らかの対応をしてトラブルにならずに済みますが、実際に荷物を運び入れる際に入らないことが分かると、思いもよらない費用がかかったり時間のロスなどで計画が崩れることがあります。

予定していた搬入口から荷物が入らなければ、別の搬入口を探して荷物を入れることを考えますが、どうしても入りそうにない場合は、荷物を手放すことも考えなければいけません。

荷物が玄関から入らないトラブル発生

友人が引越しした時の話なのですが、電気屋さんが冷蔵庫を新居に運び入れようと作業に取りかかると、冷蔵庫が玄関から入らないという事態が起こりました。

電気屋さん:ちょっと玄関からだと入らないですね・・・。

知人:そうですか・・・ちょっと狭いかなと薄々感じていたのですが、やっぱりダメそうですね・・・。

電気屋さん:庭に面した窓から入れるしかありませんね。フェンスと窓を取り外して入れましょう。

私共がフェンスや窓を外すことはできないので、お客様のほうで外しておいて頂ければと思います。

今日はこの後、他のお客様の予定があるので、後日、改めて作業させて頂きたいのですが、都合がよいお日にちはありますか?

知人:△△日でお願いしたいです。すみません・・・よろしくお願いします。

電気屋さん:大丈夫です!では、△△日によろしくお願いします。

引越し1週間前に冷蔵庫を運び込む予定だったのですが、改めて後日に搬入することになりました。

フェンスと窓を取り外して搬入作業開始

下の写真は、再搬入した時の様子ですが、冷蔵庫を運び入れることができました。無事に入って良かったです。

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知人の話では、窓が重くて取り外す作業がかなり大変で、男性の手を借りてもうまく脱着できなかったとのことでした。

力仕事の経験がないと、窓の脱着作業は簡単ではないようです。ぎっくり腰やケガなどには十分気をつけないといけませんね。

電気屋は、家のことについての責任が取れないので、手伝いたくても手伝えません。フェンスや窓の脱着は、家主がするのが一般的です。

引越し業者にお願いする場合は、業者側が窓の脱着作業をしてくれると思いますが、取り外しが難しい窓については、提携している住宅設備会社に依頼しての対応になることが多いです。

2階への荷揚げが必要な場合はどうする?

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さきほど紹介したトラブル例は、玄関から荷物を運び入れることはできなかったものの、1階窓からの搬入だったのでことが大きくならずに済みました。

これが2階への搬入だった場合は、どうなっていたのでしょうか。

  • ロープなどで吊り上げ作業を行う
  • クレーン車や高所作業車(デッキタイプ)を使う

1階から2階への搬入ができない場合は、2階のベランダなどから荷揚げして搬入することになります。

電気屋、引越し業者共に、荷揚げ方法はほぼ同じで、主に、「吊り上げ作業」「クレーン・高所作業車を使っての作業」がありますが、運び入れる家財のタイプや依頼する業者によって対応が違います。

安全面を考えると、クレーン・高所作業車を使ったほうが良い場合もありますし、クレーン・高所作業車を使わなくても、吊り上げ作業で安全に荷揚げできる家財もあります。

荷揚げ作業の費用について

吊り上げ作業やクレーン・高所作業車を使って荷揚げする場合は、追加料金がかかります。

吊り上げ作業は、吊り上げ作業が必要ない引越しと比べると、作業員は1、2名増えることが多いです。1人当たりの人件費は大体1万5千円なので、通常の引越し料金に2万円以上はプラスされると思ったほうが良いと思います。

クレーン・高所作業車を使う場合にも、利用料として2万円程はかかります。その際に作業員数が増えるのであれば、人数分の人件費が加算されます。

依頼する引越し業者によって対応方法や料金が違うので、いくつかの引越し業者に見積りをお願いするとことをおすすめします。

どうやっても荷物が入らない場合はどうするの?

新しく購入した電化製品などが新居に入らない場合は、購入した小売店でサイズを変更して運び入れることができますが、元々使っていた家財は、自分で処分方法を考えるしかありません。

  • 引越し業者に引き取ってもらう・処分してもらう
  • リサイクルショップに買い取ってもらう
  • 家族・知人に譲る
  • 粗大ゴミに出す
  • 家電リサイクル法に従って処理してもらう

引越し業者によっては、不用品の引き取りや買い取りをしていないところもありますし、「買取・有料回収・無料回収」など、対応が異なることもあります。

リサイクルショップに買い取ってもらったり、家族・知人に譲り渡すことができれば無駄にならずに済みますが、買取、譲渡ができない場合は、粗大ゴミとして処分するか、処分できないものは、地域で定めている処分方法に従って破棄します。

大型家財や家電等の処分は、手続きや回収方法に時間がかかるので、早めの確認が必要です。特に家電リサイクル法に定められている大型家電は、粗大ごみに出すのではなく、製品購入店等で処分してもらうことになります。

大きい家財のサイズは事前に確認

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引越し先に持っていく家財の中でも、大型家具・家電は、特に注意してサイズを確認する必要があります。新居に入るかどうか分からなければ、事前に担当営業者へ伝えましょう。

引越し業者に見積りをお願いする際は、できれば電話見積りではなく、実際に訪問に来てもらうことをおすすめします。

営業担当者が実際に持っていく荷物の大きさを見れば、新居へ入るかどうかの判断もつきやすいです。

新しく家電などを購入する際にも、電気屋さんや小売店に、新居に直接来てもらって見積りをお願いすると良いでしょう。

引越し前は、何かと準備が大変なので、時間が取れないこともあると思いますが、荷物が入らないなどのトラブルを防ぐためにも、事前に相談しておくと安心です。

見積りは、複数の引越し業者を比較しましょう。荷物が入らない場合の対応方法や不用品の処分方法を確認して、安くて良い業者を見付けることが大切です。

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