新居決定後すぐにやる引越し手続き~インターネット・学校関連~
新居決定後すぐにやる引越し手続きは、比較的時間がかかるものが多いです。新居が決まったら、できるだけ早く手続きを済ませましょう。
- 固定電話・インターネットの回線手続き
- インターネット用プロバイダーの手続き
- 学校関連の手続き
固定電話・インターネットの回線手続き
固定電話やインターネットを引越し先で使い続ける場合は、切り替え作業が必要になります。引越し先の回線環境によっては、今使っているインターネット回線が使えないことがあったり、工事が必要になることもあります。
工事についてですが、インターネットや電話環境の整っている住居(マンションやアパートに多い)は、基本的に開通作業のみで問題ありません。一戸建てなどで回線を導入していない建物の場合は、工事が必要になります。
引越しが混み合う繁盛期は、工事の予約が取れにくくなります。場合によっては、1カ月以上待たされることもあるので、引越しが決まったらできるだけ早めに工事の予約を取っておきましょう。
NTT機器(モデムやルーターなど)は返却する
引越し先の環境によっては、今使っているモデムやルーターが使えないことがあります。モデムやルーターなどのNTT機器は、引越し前に返却手続きを済ませましょう。
NTTに電話をすると返却用袋が届きますので、返却用袋にモデムやルーター、無線LANカードを入れて郵便局から送ります。
送料は着払いなので無料です。
引越し先で使うNTT機器は、新居でやる開通工事や切り替え作業の際に持ってきてくれます。
▼問い合わせ先
- 固定電話からは「116(局番なし)」
- 携帯電話から固定電話については「0120-116000」
- 携帯電話からインターネット回線については「0120-116116」
インターネットについては、回線移転と同時に、使用中のプロバイダーの手続きも必要になります。
インターネット用プロバイダーの手続き
インターネットを引越し先で使い続ける場合は、インターネット回線の開通手続きと同時に、各種プロバイダーの手続きも必要になります。
今使っているプロバイダーを引越し先で使い続けるのか、退会して別のプロバイダーと契約するのかで、手続き内容が変わる場合があります。
▼引越し先内容
- 今使っているプロバイダーを使う場合で、NTTと提携しているプロバイダーならNTTに連絡
- 今使っているプロバイダーを使う場合で、NTTと提携していないプロバイダーを使っている人は、契約中のプロバイダーに連絡
- 今使っているプロバイダーを退会する場合は、契約中のプロバイダーに連絡
私が使っているBIGLOBE(ビッグローブ)のブロバイダーの手続きは、NTTで引越しに伴う回線手続きをすれば、自動的にNTT側からBIGLOBE(ビッグローブ)に連絡が行き、ブロバイダーの手続きも一緒にしてくれます。※プロバイダーの退会に関しては、契約しているプロバイダーに直接連絡します。
NTTで提携しているプロバイダーは数十社ほどあり、NTTと提携しているプロバイダーを引越し先でも引き続き使いたい場合は、NTTに問い合わせをすればプロバイダーまで手続きをしてくれるということです。
しかし、プロバイダーには百を超える種類があるので、NTTと提携していないプロバイダーもあります。
自分が契約しているプロバイダーがNTTと提携していない場合は、プロバイダーの手続きが別で必要になります。
引越し先に伴うコース変更
引越し先によっては、契約中のプロバイダーのコースを変更する必要が出てきます。
例えばマンションに住んでいる場合で、「○○マンションタイプ」のようなコースを利用していたとします。
一戸建てに引っ越す場合や、引っ越すことによって条件に合わなければ、プロバイダーのコース変更が必要になります。コースを変更することで、毎月の引き落とし金額が変わります。
今まで住んでいた条件に特化したサービスを受けていたとしたら、コース変更によって、少し金額が上がる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
NTTが提携しているプロバイダーをそのまま使い続ける場合は、NTTに連絡すると、新住所が分かった時点でNTTからコース変更についての連絡が入ります。
違約金について:
プロバイダーの契約では、最低利用期間があります。ほとんど2年程度に定められていて、その期間が満了する前に退会すると違約金がかかります。
プロバイダーや契約していたサービス内容によってもその金額が違いますが、だいたい5,000円~1万円かかることが多いです。
学校関連の手続き
お子さんがいる家庭では、学校関連の手続きも必要になります。
転居や転出によって今通っている学校を転校する場合は、転校に必要な書類の作成や、給食費の口座引き落とし停止の手続き(振込先の金融機関で)などがあるので、引越しが決まったらできるだけ早く担任の先生に連絡しましょう。
- 転校・退学届けを提出する(前籍校が様式を用意)
- 給食費の清算(振込先の金融機関で、停止手続きをする)
- 前籍校から「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を受け取る
- 新住所の転入・転居手続きをする際に「転入学通知書」をもらう(その際、2の「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を持参する)
- 転入する学校へ「在学証明書」「教科用図書給与証明書」「転入学通知書」を提出する
必要書類(転・退学届)を書いた上で、前籍校から「在学証明書」と「教科書給与証明書」を受け取ります。転居・転入手続きの際、この2つの書類を持参し、転入学通知書を受け取ります。
新しく通う学校に「在学証明書」「教科書給与証明書」「転入学通知書」を提出して、転校手続きが完了します。
※自治体によって手続きが異なる場合があるので、各市区町村に確認して下さい。
幼稚園・保育所の手続き
幼稚園・保育所に通っているお子さんがいる家庭では、今通っている幼稚園・保育所関連の手続きも必要になります。
【公立・私立幼稚園】
幼稚園側が用意する書類を提出する必要があるので、引越しが決まり次第、担任の先生に報告しましょう。
尚、私立幼稚園に関しては、世帯の所得に応じて支給される奨励費(しょうれいひ:経済的負担を軽くするための補助金)を受け取る手続きがあります。申請書類は5月~6月頃に各幼稚園が自治体に出しますが、いつ受け取れるのかは自治体によって違います。
【保育所】
保育所に関しては、今住んでいる市区町村役場に退所届を提出をします。引越し月の15日までと期限が決められているところが多いです。
保育料の締日が一般的には15日となっているので、退所届がないまま翌月の初日となってしまうと、翌月分の保育料も納めることになってしまいます。
保育所への連絡については、退所届を提出した時点で自治体から保育所に連絡が行きますが、保護者の方からも、担任の先生に報告するようにしましょう。
今通っている幼稚園・保育所に通い続けたい場合
引越し先から今通っている幼稚園や保育所に通い続けたい場合は、各自治体の判断によって変わってきます。
私立幼稚園でしたら区域関係なく通い続けることができますが、公立の幼稚園・保育所は通い続けることができない可能性があります。
しかし、幼稚園・保育所に在籍していた年度中は、「今通っている幼稚園・保育所に通い続けても良いですよ」としている自治体もあります。
退所届と入所届について
※基本的には、保育所に該当する事柄です。
「年度中はそのまま通い続けることができるなら、急ぎで退所届を提出しなくても良いの?」と思いそうですが、そのような場合でも、引越しをする月の15日迄には退所届を提出します。
今通っている保育所に通い続けたい場合は、新しく住む市区町村役場で入所届を受け取り、再度、前籍の市区町村役場へ行き入所届を提出しなくてはなりません。
「元々通っていたのに入所届を提出するなんて変!」と思うかもしれませんが、税金の関係上、仕方のないことなのです。
しかも、退所届と入所届の両方を、引越し月の15日までに提出としている自治体もあります。
- 引越しが決まり次第、今住んでいる市区町村役場に連絡
- 新しく住む市区町村役場で入所届を受け取る
- 入所届を記入
- 引越し月の15日迄に、今住んでいる市区町村役場で退去届と入所届を提出
引越し月の15日迄に、新しく住む市区町村役場で入所届を受け取り、記入までしなくてはなりません。引越しが決まり次第、できるだけ早く今住んでいる市区町村に連絡し、手続きを済ませましょう。
※自治体によって手続きが異なる場合があるので、各市区町村に確認して下さい。